大会前の最終調整で食べた物と体感について

こんにちはTOMOAKIです。
コンテストが近づいてくると
コーチングのクライアント様から
「大会前は何を食べたらいいですか?」
と良く質問をいただきます。

無難な答えとしては、
「普段から食べ慣れているもの」ですが、
普段食べないようなハンバーガー、
ケーキ、ドーナツなど食べて
最終調整する選手もいます。

最終調整は人によってバラバラで
特に初コンテストを控えてる方は
最後の数日何を食べようか混乱することも
あるかと思います。

なので今回は大会最終調整で
これまで食べてきたものを
参考程度に紹介していきます。

大会最終調整の狙い

はじめに、大会最終調整の狙いは
大会当日にステージで筋肉をパンパンに
張らせて見栄え良くすることです。

そのために多くのボディビルダーは
炭水化物を数日かけて多めに摂取する
カーボローディングの実施
水分量、塩分量等の制限
アルコールを摂取
したりと
様々な方法で最終調整を行い
ベストコンディションをステージの時間に
持ってくるように過ごします。

参考文献:Peak Week and Competition Day Strategies of
Competitive Natural Bodybuilders

食べすぎると浮腫み、少なすぎるとパンプしない
塩分や水分を制限しすぎてもパンプせず
ステージ上で筋肉が攣ったりなど
非常に難しい作業になります。

パンプに重要な因子は
炭水化物と水と塩かなと思い、
これまで4年間の十数大会で
色々試してきました。

白米

まずは一番おかずと相性の良い白米。
普段から食べ慣れているだけあって
量が多くても問題なく消化でき
体感は非常に良かったです。

特に外したくない試合前や
コンテスト当日の朝など
自分は白米を選びます。

餅も白米と体感はほとんど変わりませんが
レンチンしないとカチカチで
持ち運びが難しいのがネックです。
きなこや蜂蜜をかけて食べると美味しく
食べすぎだけを注意すれば当日朝でも
使える炭水化物源です。

オートミール

オートミールも問題なく消化される感覚は
ありますが量を摂るのが辛いのと
あまり好きでないのでメインの
炭水化物源にはなりませんでした。

さつまいも

さつまいもは甘くて大好きですが
カーボアップのためたくさん食べると
食物繊維の影響でお腹にガスが溜まって
お腹が痛くなり大変な目に遭いました。

コンテスト前日にお腹がパンパンになり
めちゃくちゃ焦りましたので
量に上限を設けることが重要だなと
思いました。

うどん

JAPAN OPEN前日の昼に
駅でうどんを食べて、
2〜3時間後のホテルにて
血管がバリバリに出てきて
筋肉がびっくりするくらい張りました。
ぶっかけうどんで汁は残しましたが
糖質と程よい塩分、天ぷらの油など
合間って過去1の張りが出ました。

普段の減量でもたまにうどんを食べますが、
体がとても熱くなる体感があるので
今後も使っていこうと考えています。

ケーキ

伝説のボディビルダー廣田さんが
コンテスト前日にケーキを6個くらい
食べてたと聞いて試したくなり
まずは1個から試しました。
そこまで体感に変化はなく
砂糖による血糖値の急降下で
睡魔に襲われました(笑)
変な時間に寝ると
代わりに夜に寝付きにくくなるので
個人的にリピートはなしです。

和菓子

和菓子はサブで食べますが
白米や餅ほどの体感はありません。
やはり筋グリコーゲンの補充に砂糖は
不向きかなと思います。

詳しい説明は過去記事↓
トレーニング後に和菓子は不向き

コンビニで売ってるぷるっとした
羊羹などは当日のエネルギー補給には
お腹も膨れず食べやすく、
割と使いやすいので
気に入っています。

液体カーボ

ステージとステージが連続の場合
固形食だと消化が間に合うか
微妙な時に重宝しています。

大抵その日1回目のパンプはうまくいきますが
2回目、3回目となると中々筋肉が張らなくなってきます。
毎回ウィダーゼリーの青や
ガッツギアのマスカット味を
2〜3個カバンに入れて
会場に行くようにしています。

牛肉

とにかく米が進むし
牛肉を食べると元気が出ます。
大会当日の朝にちょっと
脂身のある肉を選んで
焼いて食べるのが好きです。

まとめ

色々な食材がありますが、
最終調整する前に98%くらい
勝負は決まっています。
最終調整で奇跡が起こることはありません。
そこまでに仕上がっていなければ
多少パンプしようが、仕上がりが甘いと
普通に負けます。
ボディビル競技とはそういうものです。

最終調整前の仕上がりを98%とするなら
失敗し浮腫んで96%の仕上がりになるか
バチっとハマって100%の仕上がりになるか
特に何も変わらず98%の仕上がりのままか。
それだけの話です。

大会ごとに自分の体で
色々試して実験するのが
最終調整の楽しみの一つかなと思います。
まずは食べ慣れている食材をメインに
調整することをお勧めします。

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この記事を書いた人

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TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。