みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、トレーニングで見落とされがちな部分な部分の
続きを記事にしていこうと思います。
今回は、足部です。
足部
トレーニングおいて安定性というのは、
かなり重要になってきます。
この安定性を生み出すためには、
”足部”が必須と言っても過言ではないと思います。
人間の足底部には姿勢調整のための、
感覚受容器が豊富に存在しています。
種類によって分布領域が異なりますが、
総じて足底メカノレセプターと言います。
足底メカノレセプターが多く存在するのは、
踵、親指の付け根から小指付け根にかけて、
あと親指ですね。
トレーニングにおいて、よく言われる、
親指、小指、踵。
トライポッドフットというのは、
この足底メカノレセプターに由来します。
足底メカノレセプターが地面にしっかり接地していると
身体としては安定していると判断をします。
これがトレーニングで重量伸ばしていく、
怪我無く安全に動作していくためにはかなり重要です。
安定している状態と不安定な状態で、
力を出そうとしたときにどっちの方が、
力が出やすいかと考えた時、答えは明白です。
安定している状態です。
これは不安定な状態では、バランスを崩して転倒しないように、
姿勢制御を人間は無意識的に行っていることが原因の一つです。
無駄に力を入れたくない部分にまで、
力が入ってしまうのが不安定な状態な訳なので、
これではトレーニングの効率が悪くなってしまいます。
また、力発揮にセーブがかかってしまうため、
重量も思うように伸ばせなくなってしまうかもしれません。
身体を分かりやすく例えるならば、
”積み木”です。
足部、膝、骨盤、脊柱、頭蓋骨とあります。
足部が安定するから、膝も安定する。
足部が安定するから頭蓋も安定するということです。
逆に、足部が安定しなければ、何も安定しないです。
ここからは身体の連鎖で考えていきましょう。
足部が回内した場合、
脛骨内旋、膝関節内旋、大腿骨内旋、股関節内旋と連鎖していきます。
逆に足部が回外した場合、
脛骨外旋、膝関節外旋、大腿骨外旋、股関節外旋となっていきます。
これは足部からの上行性運動連鎖を参照しています。
股関節を外旋したいのに回内していて、
股関節を内旋したいのに回外していてはトレーニングフォームは作れません。
足部の回内外だけでも、連鎖敵に
脛骨、大腿骨、股関節に影響するということは、
そこに付着する筋肉にも影響しますよね。
四頭筋や大臀筋といった骨格筋は骨を動かすものです。
骨が動いているならば、影響を受けるのも当然です。
まとめ
これだけ影響を及ぼす足部を
トレーニングにおいて見落とす、視野に入れないというのは、
フォーム作りが出来ないのも当然です。
これ以外にも、足部の重要性というはもっとあります。
3記事でトレーニングにおいて見落とされがちな部分として、
頭、手、足と挙げてきました。
”トレーニングフォームを作る”というのは、
これの部位も含めてです。
1種目を完成させるのに、
全身指先から頭蓋まで含めて思案しなければ
トレーニングフォームは完成しないと思っています。
だからこそ、見様見真似でフォームの型に嵌めることが
どれだけ、愚かなことなのかがわかるはずです。
人間構造はだいたい一緒なので、
変な事せずに基本に忠実にトレーニングをしていきましょう。
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