KONDOです。
糖質をどうしても悪にしたい人が
少なからず居るようです。
何度も言っていますが糖質だけでなく
たんぱく質も脂質もビタミンも諸々全て
量が毒に変えるということを
前提として認識しておくべきです。
今回はまたもやネタの宝庫である
インスタグラムで見かけた投稿について
記述していきたいと思います。
インスタグラムでまともな知識を
発信している人などほぼ居ないですし
そもそもSNSは基本的に学ぶ場ではないですね。
専門書読みましょう。
糖は悪ではない
先述の通りですけども
糖質を悪としている方々が未だに居ます。
そういう人は勝手に糖質を摂らない生活を
送っていればいいのです。
変に糖が有害と扇動するのは控えて頂きたいですね。
一部自称美容家の人が
「糖質を摂らないようにしている」として
アンチエイジングだの何だの御託を並べ
独自理論を展開しております。
これについてはこちらの記事。
面白いことにそれらの投稿等の内容には
もちろんエビデンスは一切引用されておらず
悲しきかなその発信者がどこから
仕入れた情報なのか不明なままです。
これについてはこの記事で記述しています。
さて今回目にした内容はというと
“糖質を摂ると脂肪に変わる“ という文。
それについて考察していきましょう。
脂肪に変わる?
今回たまたま目にしたに過ぎませんが
よく「インスリンが脂肪合成を促進する」
的な文も見ます。見ませんか??
インスリンとは血糖値を下げるホルモンです。
インスリンが上手く効かない状態を
インスリン抵抗性と言いますが
効かないと血糖値は下がりにくくなり
それを正常に戻そうとさらにさらに
インスリンを分泌させてしまいこれが続き
結果として様々な障害を引き起こすことを
みなさんご存知、糖尿病(Ⅱ型)と言います。
なので糖尿病に関連して知っている人も
多いワードじゃないでしょうか。
そして体内にブドウ糖がバーッと
入ってくると無論インスリンは働き
細胞へ取り込み始めるのですが
余剰分があると中性脂肪にも合成され
エネルギーとして蓄えられます。
というよりそもそも
インスリンは脂肪の合成を促すホルモン
とも言えるってのは前提の話です。
それ故に多くのパーソナルジムは
「GI値の低い炭水化物を摂ろう」
というわけです。
血糖値の上昇が比較的緩やかですからね。
しかしながらGI値については
大きな欠陥があることはこの記事で
記述してありますから見てほしいです。
っとまあ流れとしては
糖質摂取→血糖値の上昇
→インスリンの分泌→脂肪合成
みたいな認識をしている人が
ちょいちょい居るみたいだぞって
感じなんですよね。
“急激で多量な“糖質摂取からの
インスリンが脂肪合成に・・・ってのは
誤りではありませんが
糖質摂取=脂肪合成 ではない
ってのは強調しておきます。
無知の知
脂肪合成を促すってワードが
パンチきいちゃってるんで
びっくりしますよね。
「あー!なら糖質入れない方がいいじゃん」
って思っちゃいますよね。
でもね、インスリンだけじゃないんですよ・・・
遊離脂肪酸もそうですし
アシル化刺激たんぱく質(ASP)は
脂質摂取に伴いアクティブになって
脂肪の合成を行いますし
リポたんぱくリパーゼ(LPL)もそうです。
・・・あれ???
これでは糖質害悪論者の理論が破綻しますね。
糖質を摂らない=脂肪を合成しない
みたいな構図は成り立ちませんからね。
未だにゴリゴリに糖質制限をしている
某RIZ○P社は何を思うのでしょうか。
鶏胸肉とブロッコリーだけ最終的に食わせる
なんてよく聞く話ですね。笑
そろそろ方向転換するべきでは・・・
糖質は脂肪になる?
健康な男性が研究対象です。
エネルギー収支が負の状態つまり
エネルギー摂取量<エネルギー消費量の場合は
炭水化物から脂肪への変換は起こらない。
仮にオーバーカロリーであるにしても
それはエネルギー超過によるもので
炭水化物が直接的に脂肪に変わっているわけでは
ないでしょう。
エネルギー摂取量>エネルギー消費量の場合
1日あたり3100kcal分の糖質を
4日間継続して摂取した場合は
グリコーゲン貯蔵量が飽和状態となって
脂肪に変換されるが変換率は31.6%に過ぎない。
という感じです。
3100kcalというと775gになります。
ご飯茶碗一杯(100g)分を約20杯分前後
って感じです。これ1日でです。
・・・いや、無理でしょ。笑
と言った感じで現実的な量ではないので
論外ですよね。
ちなみにこの炭水化物から脂肪の変換を
De Novo Lipogenesisだったかな?
DNLと言います。聞き慣れないですよね。
まあとりあえず
糖質摂取→脂肪合成
みたいな浅慮な思考は持たなくていい
ってことです。
まとめ
糖質害悪論者は根拠を持ってして
否定するがいい!!!!!