みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
とある界隈で、特異的トレーニングに対し、
さまざまな物議を呼んだ今日この頃。
今回は、ランニングに焦点を当てて、
特異的トレーニングについて
記事にしていこうと思います。
ランナー
効果:ダッシュ時などのスタミナ消費を軽減する。
昔からキリンやバルカン装備には付いていて、
スキル発動難易度が地味に高めでしたね。
強走薬が手に入れば、不要になるスキルで、
火力装備には不必要の代物でしたね。
(モンハンネタ)
まずは前提として
まずは前提として、特異的トレーニングについて。
特異的トレーニングとは、
トレーニングの原則の一つ、
「特異性の原則」に基づく考えです。
筋トレで言うなら、
胸を鍛えたら胸が育ちますよね?
脚は育ちませんよね?
という話です。
ある競技の競技力向上目的で起こなう場合は
ある競技に近い特性が無ければ、
競技力向上には意味が無いですといったものです。
ランニングについて
はっきり言うと、ランニングに関する、
この手の研究はまだ、確実性が薄いです。
メタアナリシス、システマティックレビューが
あってもなんだかなあって感じなので、
いくつか例に挙げていきます。
(そうでないのも交じってます)
まずは1つ目。
筋力トレーニングが中・長距離走のパフォーマンスの
生理的決定要因に及ぼす影響についてです。
結果としては、トレーニングが、
ランニングエコノミー、タイムトライアル、
スプリントのパフォーマンスを向上させるという
良い証拠がある一方で、
レビューされた全ての研究において
一貫した所見ではありませんでした。
微妙ですね┐(´д`)┌
走る際の経済性(効率)のことを指しています。
大きく、エネルギー系、フォーム、フィジカルの
3つの要素から構成されています。
もっと細かく言うなら、外的要因(風、気温、天候、シューズなど)や、
心理的要因などもあったりします。
つまり、ランニングエコノミーが向上すれば、
ランニングパフォーマンスが向上します。
二つ目は、こちらの論文。
レジスタンストレーニングが10km走タイムトライアル時の
神経筋特性とペーシングに及ぼす影響について。
結果としては、筋力トレーニングは、
10kmランニングレースの終盤における
疲労を軽減し、
総合的なランニングパフォーマンスを
向上させる可能性を示唆した。
データ数が少ないため、
確実性の部分で言うと低めですが、
効果があるとも思えますね。
3つ目は少し変わっています。
論文はこちら。
ウェアラブルレジスタンストレーニングが
ウォーキング、ランニング、スプリント、
スプリントラン、ジャンプ力に及ぼす影響について。
この結果から言うと、
ストライド回数、接触時間および
ストライド頻度、垂直方向の剛性が
高くなりました。
また、遠位の四肢に負荷をかけることで
VO2、ストライド長、スイング時間、
フライト時間に有意な変化をもたらす。
飛行時間に有意な変化をもたらすが、
近位の負荷では有意な変化はないと考えられる。
ウェアラブルレジスタンストレーニングのため、
なんだかなあって感じです┐(´д`)┌
まとめ
個人的な論文のまとめとしては、
競技力向上したらいいなあ
ぐらいの感じです。
筋トレをしたからって確実に
スピードが上がるとは
断言しきれないです。
ただ、個人的に重要視しているのは、
トレーニングによって筋肉を動かす重要性。
使わない筋肉は使えなくなっていきますよね?
長距離を走る上で、足首だけの
動きだけでは走ることは難しいです。
スプリントを繰り返すことで、
膝と股関節が使えなくなることを
示唆した研究があります。
どんどん筋肉が使えなくなっていけば、
より、足首だけで走ることになってしまいます。
それを防ぐためにも、
膝や股関節も使って走るためにも
筋トレは必要であると
私は考えています。
実際、お客様にフルマラソンランナーがいますが、
トレーニングを始める前と後で
タイムにも、身体的負担に対しても、
有意な差を感じられています。
要らない情報として。
タイトルの快感ホルモンが一杯はほんとですよ。
β-エンドルフィンが増大し、
麻薬作用と同様の事が起こっています。
つまり、ランニングがやめられない人は
ジャンキー(中毒者)と言っても過言ではないかと。