2025.04.23
有酸素パワーの維持する頻度について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、トレーニング頻度を減らし、有酸素パワーの増加を
維持する最小量についての論文を引用していこうと思います。
論文
本研究の目的は、運動による最大酸素摂取量(VO2max)の増加を
維持するために必要な最小トレーニング頻度に関する情報を得ることであった。
12名の被験者(平均年齢23歳)が、1日40分のサイクリングとランニングを
週6日行う持久的運動プログラムに参加した。
10週間後、4日/週または2日/週のトレーニングを15週間継続した。
追加15週のトレーニング強度と時間は、10週目と同じであった。
結果として、10週間のトレーニングによるVO2maxの平均増加率は、自転車テストでは25%、
トレッドミルテストでは20%であった。
4日/週群と2日/週群のVO2maxは、5週間隔でトレーニング量を減らして測定した場合、
基本的にトレーニング時のレベルと変わらなかった。
これらの結果は、高強度運動を行う若年成人において、
VO2maxを訓練時のレベルに維持するのに必要な運動量よりも、
VO2maxを増加させるのに必要な運動量の方が多いことを示す証拠となる。
さらに、2日/週または4日/週の高強度トレーニングにより、
少なくとも15週間はVO2maxの増加を維持することが可能である。
参考文献:Reduced training frequencies and maintenance of increased aerobic power
まとめ
よく運動においてやり続けないとすぐにパフォーマンスが
落ちてしまうと思って毎日やり続けたりとやめれなくなる方がいますが、
むしろ疲労が蓄積してパフォーマンスが下がる結果になる事もあります。
休むこともトレーニングです。
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