2025.02.06
寒いと食欲が増すのか?#コーチングQ&A

こんにちはTOMOAKIです。
先日オンラインコーチングのクライアントさんから
「寒い時期は色々食べたくなります。
寒いと食欲が増しますか?」
という質問を受けました。
暑い時期、夏バテとかで食欲が減ったりはよく聞きますが
寒いと食欲が上がるというのはどうなのでしょう?
温かいものを食べて体温を上げたい
年末年始や忘年会新年会などイベントが食べる機会が多い
などの理由からそう感じるのか、
もしくは寒くて震えてによるエネルギー消費量の微増による
エネルギー収支のバランスを保つために
摂取量が自然に増えるなどの影響があるのか
どうなのか。
そこで本記事では寒さと食欲の関係についての
研究データを以下にまとめました。
寒さが食欲に与える影響に関する研究
こちらの研究では低温環境にさらされると、
視床下部のAgRPニューロンが活性化し、
食欲が増加することが示唆されています。
この神経経路(mPOA-ARC AgRP経路)は、
寒さによって誘発される摂食行動を
制御していることが明らかになりました。
低温環境に短時間(30分)さらされた場合、
食欲を抑制するホルモン「コレシストキニン(CCK)」と
「レプチン」の血中濃度が低下し、
食欲が増す可能性があることが報告されました。
軽度の寒冷環境(18°C)に2.5時間さらされた場合、
エネルギー消費は増加したものの、
食欲や摂取エネルギー量に変化は見られませんでした。
軍事訓練を用いた研究では、
寒冷環境(-10°C)では食欲を抑えるホルモン(PYY)の濃度が増加し、
食欲を促進するホルモン(グレリン)の濃度が
低下することが示唆されました 。
まとめ
複数の研究を見た上で
寒さと食欲の関係は複雑で、
環境の温度や暴露時間、
個人の代謝特性によって
異なる可能性があります。
具体的には寒冷環境では視床下部の
神経活動により食欲が増加する一方、
軽度寒冷では変化がなく、
極寒ではホルモン変動により
食欲が抑制される場合もあるようです。
一概には言えませんが
ダイエットしていく上で
冬はイベントが多いので気をつけつつ
寒さを言い訳に食べすぎないよう
エネルギー収支の赤字を保つことが
効率的に除脂肪を進めていく上で
重要なのかなと思います。
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