コレステロール摂取量についての質問

こんにちはTOMOAKIです。
先日オンラインコーチングのクライアントさんから

「カロリー管理アプリで
1日の食事を見るとコレステロール目標が
200mgなのに対して400mg
取っていました。
これはとりすぎなのでしょうか?

加工食品や飽和脂肪酸の摂取量自体は
そこまで高くありません。

という質問をいただきました。
そこで今回はこちらの記事を参考に
考えていきたいと思います。

コレステロールとは

コレステロールは、ざっくり言うと
細胞膜の構成成分や
ホルモンの材料として体に必要な脂質の一種です。

詳しい説明はKONDO先生の
こちらの記事より!
記事にある通り食事からのコレステロールと
血中コレステロールは違います。

コレステロールは体内では主に
肝臓や小腸で合成され、
食事からの摂取量が増えれば、
体内での生産量が抑制されるため、
摂取量と血中コレステロール値の関係は
必ずしも明確ではありません。

また上記の論文では食事中のコレステロール摂取が
心血管疾患リスクと直接的に
関連していない
ことを示しており、
健康的な食事パターン
焦点を当てるべきとされています。

コレステロール摂取量の目安

日本人の食事摂取基準(2020年版)では、
脂質異常症の予防のため、
コレステロールの摂取量を200mg/日未満
にすることが望ましいとされています。

ただし、一般的な成人男性の
平均摂取量は約360mg/日とされています。

質問のように400mg/日という摂取量は多めですが、
加工食品や飽和脂肪酸の摂取が控えめであれば、
特段問題になるケースは少ないと考えられます。

注意すべき点

血中のLDL(悪玉)コレステロールが高い場合や、
普段の食事で肉や加工食品が多い方はなるべく
飽和脂肪酸を含む食品の摂取を抑えて
HDL(善玉)コレステロールを増やす効果のある
青魚(DHA/EPA)や植物性脂質
取り入れることがおすすめです。

上記研究ではDHA/EPA(特に1:1または2:1の比率)を
含むn-3多価不飽和脂肪酸が、
LDLコレステロールを低下させ、
HDLコレステロールを増加させる効果が示されています。

まとめ

結論として、コレステロール摂取量が多少多くても、
健康状態が良好であれば直ちに
問題視する必要はありません。

ただし、血液検査で異常が指摘された場合や
心血管疾患リスクが高い場合
は、
摂取量を見直すのが望ましいです。

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この記事を書いた人

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TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。