野菜をたくさん食べれば痩せるほど単純ではない

こんにちはTOMOAKIです。
結論から言います。

ダイエットで最も効果的な方法は、
「エネルギー収支の赤字」です。

たまに「野菜をたくさん食べれば痩せる」
というイメージを持たれている方がいますが、
それだけでは不十分です。

今回は、「野菜を増やす戦略」と
「カロリー制限戦略」
を比較した
研究結果を解説しながら、
何を優先すべきかを考えていきます。

研究結果

二つの戦略を比較した研究では、
野菜を8サービング、
果物を2-3サービング
摂取するよう
推奨するグループと、
1日あたり500kcalのカロリーを削減し、
脂質由来のカロリーを
25%以下
に制限するグループが実施されました。

野菜摂取量増加グループは
3ヶ月間で確かに体重が減少しましたが、
12ヶ月および18ヶ月の追跡では
初期の体重減少を維持できない人が
多い結果
となりました。

ただし、体重が元の値以上に
増えることはありませんでした。

一方で、カロリー制限グループは
3ヶ月間で同様に体重が減少し、
12ヶ月および18ヶ月後も体重減少を維持することができ、
長期的な体重管理において
最も効果的な方法
であることが明らかになりました。

なぜカロリー制限が優先されるのか

野菜は体重管理や健康を維持する上で重要です。
しかし、この研究からも分かる通り、
「痩せる」ためには野菜の増加だけに
依存するのは効果が限定的
です。

カロリー摂取を減らし、
脂質をコントロールし、
エネルギー収支の赤字を作り出すことで、
体重を効果的に減らし、
長期的に維持することが可能です。

カロリー制限はこれは絶対に食べちゃダメとかはなく
慣れれば設定カロリー内で
色々工夫して食べれるという点でも
習慣化しやすいのが利点です。

まとめ

もちろん、野菜を軽視するわけではありません。
野菜を多く摂ることで、
満腹感を向上させたり、
ビタミン、ミネラル、食物繊維
を効率よく
摂取できたりといった効果が期待できます。

さらに、研究でも野菜摂取を増やしたグループは
体重が元に戻ることを防ぐ効果が示されていました。

したがって、カロリー制限をベースにしつつ、
野菜摂取を増やすことで
健康を保ちながらダイエットを進めるのが理想的です。

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TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。