スマホゲームにおける首の動きと痛みの発生率

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
首の能動的な動きを促すスマートフォンゲームがオフィスワーカーの
首の痛みの発生率に及ぼす影響についての論文を引用していこうと思います。

論文

この研究では、高リスクのオフィスワーカーの頸部不快感、新規発症の頸部痛、および頸部可動域に対する、
頸部を能動的に動かすスマートフォンゲームの効果を評価すること。

クラスター単位で無作為に、1日2回スマートフォンゲームをプレイする介入群(n=50)と、
座位時に使用するプラセボシートパッドを投与する対照群(n=50)に割り付けた。
両群とも6ヵ月の追跡調査を行い、アウトカム評価として、頚部痛の発生率、
Borg CR-10で評価した頚部不快感の自覚、頚部可動域を測定した。

結果として、頚部痛の6ヵ月間の発生率は介入群で20%、対照群で44%であった。
生物心理社会的因子で調整した後のハザード比は、新規発症の頚部痛に対するスマートフォンゲームの予防効果を示した。
追跡調査期間中の頸部不快感の群間差は、臨床的に重要な最小差レベルには達しなかった。
介入群の平均頸部可動域は、すべての方向で対照群より有意に大きかった。

結論として、スマートフォンによる頸部能動運動エクササイズゲームは、
高リスクのオフィスワーカーの頸部痛予防に有効な介入である。

まとめ

首も動かした方がいいのですが
首は動かした方をミスるとあまり良くない部分かなと思います。
変な怪我に繋がったりする恐れがあります。
首、頭を動かす場合は、胸郭などの首よりも下側を
どうするかをまず考えてから動かすようにしてください。
そこが重要になってきます。

過去おすすめ記事
首と体幹筋の活性化について

この記事を書いた人

アバター画像

KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。