筋肥大のための休息時間:何分が最適か?

こんにちはTOMOAKIです。
パーソナルトレーニングやオンラインコーチングで
筋肥大を目指してトレーニングに励んでいる方から
「セット間の休憩時間はどれくらいが最適なのか?」
という質問をいただくことはよくあります。

2024年の最新のシステマティックレビューと
ベイズメタ分析を用いた研究を参考に
インターバルの時間の長さについて見ていきましょう。

休息時間の分類と結果

研究では、セット間の休息時間を
以下のように分類しました。

  1. 短い休息時間(60秒以下)
  2. 中程度の休息時間(60~119秒)
  3. 長い休息時間(120~179秒)
  4. 非常に長い休息時間(180秒以上)

分析の結果、休息時間が短すぎる場合、
トレーニング中の負荷(volume load)が減少し、
筋肥大に若干の悪影響を及ぼす

可能性があることが示唆されました。

一方で、休息時間が90秒を超えると、
それ以上の延長による効果は限定的であることが分かりました。

トレーニング経験と休息時間

初心者においては、短い休息時間(60秒以下)と
長い休息時間(60秒以上)のどちらも
筋肥大に有効
であると考えられます。

しかし、経験を積んだトレーニーにとっては、
より長い休息時間がトレーニング負荷を維持しやすく、
筋肥大に効果的
である可能性が示唆されています。

全体の筋肥大 vs 部分的な筋肥大

全身の筋肥大を測定する方法(例:DEXAやBIA)と、
特定の部位の筋肉を直接測定する方法(例:MRIや超音波)では、
結果に若干の違いが見られました。

特に、四肢(腕や脚)の筋肥大では、
長い休息時間が効果的である傾向が確認されました。

まとめ

このレビューの結果から、
インターバルは以下を参考にすると良いかもしれません。

  • 筋肥大を最大化したい場合
    休息時間は少なくとも
    60秒以上を確保するのが良いでしょう。
  • 時間効率を優先する場合
    中程度の休息時間(60~119秒)が
    バランスの取れた選択です。
  • 上級者の場合
    より長い休息時間(120秒以上)が
    トレーニング効果を最適化する可能性があります。

種目や強度、追い込み具合、トレーニング歴によって
最適なインターバルをとっていけると良いのかなと思います。

セット毎に回数が落ちまくる場合は
もしかしたらインターバルが短すぎるかもしれません。
そうなると筋肥大に必要な総負荷量が
減ってしまうので避けておきたいです。

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この記事を書いた人

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TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。