腰痛患者における体幹筋の硬直の変化

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は腰痛患者における体幹筋の硬直の変化についての
論文を引用していこうと思います。

論文

メタ分析によるこのシステマティック レビューの目的は、LBPに関連する
背筋の硬直を調査した既存の文献を統合して評価することである。

9件の研究がこのレビューに含まれた。

結果として、腰痛患者では安静時の安静時多裂筋(MF)および脊柱起立筋(ES)の
硬直が有意に高いことが明らかになった。

ただし、証拠の確実性はせいぜい低から中程度であるため、
調査結果は細心の注意を払って解釈する必要がある。
対照的に、最大下収縮中の筋肉の硬直を測定した研究結果は、多少矛盾している。

結論として、メタ分析を用いたこの体系的レビューのでは、
無症状の対照群と比較して、腰痛患者は安静時のMFおよびESの
硬直が高いという証拠の確実性は低から中程度であることが示唆されている。
一方、最大下収縮中のMF硬直の変化に関する証拠は多少矛盾している。
すべてを考慮すると、証拠の確実性が限られていること、含まれる研究の数が少ないこと、
組織硬直の評価方法が異なることから、研究結果を解釈する際には細心の注意を払うことをお勧めする。

まとめ

肩こりが酷い人も肩周りが硬くなっています。
似たようなものですかね。

腰痛があるから動かないという選択を
取り続けるとより腰痛は悪化しやすいです。
動けるなら動くが重要だと思っておいてください。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。