腰痛の予後因子としての睡眠について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は腰痛の予後因子としての睡眠についての
論文を引用していこうと思います。

論文

この研究の目的は、成人において睡眠が将来の腰痛(LBP)転帰(すなわち、疼痛強度、障害、回復)と関連するかどうかを調査することであった。

14の研究、合計19 170人の参加者が含まれた。13件の研究はバイアスリスクが高いと評価された。

その結果、ベースラインの睡眠と将来の疼痛強度、回復との間、
および睡眠の変化と疼痛強度の変化、障害の変化、回復との間に関連が認められた。

さらに、アウトカムを「全体的なLBPの改善」というアウトカムとして統合した。
ベースラインの睡眠不足は、長期-超長期におけるLBPの非改善と中等度の関連を示し、
睡眠の非改善は、短期-中期におけるLBPの非改善と大きな関連を示した。

ベースラインの睡眠と将来の障害および短期・中等度のLBP全般の改善との間に関連は認められなかった。
したがって、睡眠は疼痛強度とLBPからの回復の予後因子である可能性がある。
すべての所見は、低~非常に質の低いエビデンスによって支持された。
エビデンスの確実性を高めるためには、より質の高い研究が必要である。

まとめ

人間寝ないとデメリットが多いです。
頭も回らず身体も動きにくくなり、痛みも回復しにくい。
いい事がないので可能な限り寝れるといいですね。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。