休憩中の音楽とスプリントについて

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は運動後の受動的な休息期間中にテンポの速い音楽を聴くと
その後のスプリントサイクリングが改善されるかについての論文を引用していこうと思います。

論文

この研究の目的は、健康な若い男性を対象に、静的(受動的)回復中に
音楽を聴くことが、その後の反復スプリントパフォーマンスおよび/または心理的・生理的反応に影響を及ぼすかどうかを調べた。

12人の健康な若い男性アスリートが、7×7秒の最大サイクリングスプリントを2セット連続で完了し、
スプリント間には30秒の休憩インターバルがありました。セット間の15分間のインターバル中、
参加者は速いテンポ(Fast、130bpm)、遅いテンポ(Slow、70bpm)の音楽、
または音楽なし(Con)の音楽を聴きながら受動的に休憩しました。

結果として速いテンポの音楽を聴いた直後の感情価と覚醒のスコアは、
音楽を聴かなかった条件よりも有意に高かったです。

速いテンポの音楽を聴いた後の2セット目の平均および最大出力は、遅い条件およびCon条件後と
比較して有意に高かった。さらに、1セット目と2セット目の間の運動パフォーマンスの変化は、
音楽条件によって誘発された覚醒スコアの変化と有意に関連していたが、価スコアの変化とは関連していなかった。
これらの結果は、運動間の受動的な回復中に速いテンポの曲を聴くと、
身体的に活動的な男性のその後の反復スプリントサイクリングパフォーマンスが向上することを示唆している。
このような急速な運動回復は、柔道、陸上競技、水泳競技などの競技アスリートにとって有用である可能性がある。

まとめ

アップテンポ系の曲は運動中いいかもしれませんね。
といってもスプリントとかそういう間に波の音とか焚火の音とか
リラックス過ぎるの聞いていたらかなりびっくりしますけどね。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。