休息中の音楽が上半身のパフォーマンスに与える影響

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は休息音楽が反復上半身抵抗運動パフォーマンスに与える影響についての
論文を引用していこうと思います。

論文

この研究の目的は、自分で選んだ休息音楽が上半身の
レジスタンス運動のパフォーマンスに及ぼす影響を調査することである。

レジスタンストレーニングを受けた男性(n=10)が、
それぞれ異なる条件で2回のベンチプレス試行に参加した。
1)音楽なし(NM)、2)休憩中に音楽を聴く(RM)。
ウォームアップの後、参加者は1RMの75%で3セット×RTF(repetitions to failure)を行い、
2分間の休息を挟んだ。2分間の休息中、参加者は次のセットまでNMかRMを聞いた。

その結果、セット2およびセット3では、RMを聴いているときの方がNMを聴いているときよりも平均速度が高かった。
さらに、RMを聴きながらのセット2とセット3では、モチベーションはNMに比べて有意に高かった。

RTFとRPEには条件間で変化は見られなかった。
これらの結果は、回復時に音楽を聴くことで、
その後の爆発的なレジスタンス・パフォーマンスが向上する可能性があることを示しており、
最大努力の合間に音楽を聴くことが、競技中やトレーニング中のパフォーマンスを
最適化するための効果的なツールになる可能性を示唆している。

結論として、RMは上半身レジスタンス運動中の爆発能力を向上させるが、反復量やRPEは向上させない。
また、RMは運動に対するモチベーションを向上させた。
まとめると、この研究は、休息期間中に音楽を聴くことで、セット間の回復が促進され、
選手や競技者がレジスタンス運動の複数セットにわたって爆発力や
運動へのモチベーションを維持できる可能性を示唆している。

今後、レスパイトミュージックの効果を最大限に発揮させるための
理想的な負荷、休息期間、運動形態を決定するための調査が必要である。
さらに、これらの知見をさまざまなスポーツの試合や練習の場面に応用することも検討する必要がある。

まとめ

ほとんどのトレーニーは行っていると思いますが
音楽聞きながらトレーニングはメリットがありますね。
イヤホンは色々多すぎて悩む人はVGPという
オーディオ機器ランキングがあるのでそれを見てみるのもいいかもしれません。

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この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。