喫煙とフィットネスおよび心拍数反応の関係

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は喫煙とフィットネスおよび心拍数反応の関係についての
論文を引用していこうと思います。

論文

喫煙は、心血管系フィットネスの低下や運動に対する心拍数反応の低下と関連することが示されている。
これらの関連が青年期や若年成人期にも存在するかどうか、また経時的に変化するかどうかは不明である。

男性298名と女性334名を対象に、13歳から36歳の間に、
最大酸素摂取量(VO2max)、トレッドミルの最大傾斜(Slopemax)、
安静時心拍数(HRrest)、最大運動時の心拍数(HRsubmax)、
心拍予備量(HRR)、最大心拍数(HRmax)を1~9回測定した。

縦断的解析の結果、13歳から36歳までの男女において、1
喫煙は心血管系フィットネスおよび運動に対する心拍数反応と負の相関があることが示された。

最も強い関連は、心血管系体力の指標であるVO2maxとSlopemax、および運動に対する
心拍数反応の指標であるHRsubmaxに認められた。
この関連は、中等度から重度の喫煙者では軽度の喫煙者よりも強く、男性では女性よりも強かった。
予想通り、喫煙とVO2max、Slopemax、HRmaxとの間の負の関係は、男性において時間の経過とともに強くなった。
横断的解析から、36歳男性では喫煙の悪影響は可逆的であることが示唆された。

結論として若い健康な男女においても、喫煙は心血管系体力および運動に対する
心拍数反応と負の相関があり、これらはいずれも全死亡の予測因子である。
男性では、喫煙と心血管系フィットネスおよび運動に対する
心拍数反応との負の関係は、時間の経過とともに強くなる。

まとめ

喫煙のメリットを上げるなら精神的な部分のみで
身体的にはデメリットが基本と思っておくといいですね。
ちなみにアスリートなら怪我もしやすくなるとも言われます。

かつて友人に長生きするよりも煙草を吸って早く死ぬ方がいいと言い切った人がいました。
それぐらいの気持ちがあればいいんじゃないかなと思います。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。