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2024.09.02

高齢者の睡眠の質に対する運動療法の有効性の比較

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は高齢者の睡眠の質に対する運動療法の
有効性の比較についての論文を引用していこうと思います。

論文

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36087457/

高齢者の睡眠の質を改善する上でのさまざまな運動様式の有効性は依然として不明である。
そのため、本研究では、この年齢層における睡眠の質を改善する上での
さまざまな運動療法の有効性を比較するネットワークメタアナリシスを実施した。

合計で、3519人の高齢者を対象とした35の試験が対象となった。

結果として、不眠症に対する認知運動療法とウォーキングと組み合わせた
筋持久力トレーニング、太極拳、八段錦、ウォーキングと組み合わせた抵抗トレーニング、
抵抗トレーニングは、通常のケアよりも睡眠の質を有意に改善した。

睡眠衛生、ピラティス、ウォーキングのみ、健康教育、レジスタンストレーニング、
太極拳、ウォーキングと組み合わせたレジスタンストレーニング、ヨガなどはレジメンよりも睡眠の質が著しく高くなりました。
(※レジメン・・・薬物療法を行う上での容量、用法、期間などを明記した治療計画のこと)
この研究の結果は、運動がこの集団の睡眠の質を改善するという主張を裏付けています。

まとめ

ウォーキングと筋トレ系の組み合わせを高齢者は行えるとようです。
ウォーキングはやっている人が多いですが、
筋トレは正直フォームが悪い場合が多く、
あまり筋トレの恩恵は得られていない人が多く感じます。
独学の限界値はあると思うので自力で学ぶのが
めんどくさい人には近くのパーソナルトレーニングがおすすめですね。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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