筋肉の固まり

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、「筋肉が固まり」について記事にしようと思います。

そもそもなぜ筋肉は固まる?

筋肉の中には筋節というものがあり、
張力に応じて筋節数を増減させて、
長さをコントロールしています。
伸ばされる刺激が多ければ、筋節が増え長くなり、
縮めて短い刺激が多ければ、短くなります

例えば、同じ姿勢を続けていれば、筋肉の長さは
ほぼ変わらず縮まり短いため、筋節が短く、固くなります。
また、使われない筋肉は萎縮し、隙間ができるため、
その隙間を筋膜が埋めることで繊維化が発生し、
柔軟性はより低下していきます

筋肉が短くなると、反対の筋肉は常に伸ばされ続けます。
(胸なら反対は背中)
伸ばされた筋肉は、縮もうと反射が起きて力が入り、
更に筋肉が固くなります。筋肉が固いと血流が悪くなり、
筋肉を動かすATPも不足し、負のループが完成します。
脳はストレス状態が続くと、感覚がマヒさせて鈍らせ、
固まっている状態はストレス状態のため、
筋肉が固まっていると感じないようにしていきます。
これが固まる原因から、違和感を感じなくなるまでの流れです。

固まることにより起こる体の異常

腰痛、肩こり、頭痛、関節痛なども起こります。
これらは一般的によくある症状です。
ジムに来られる方で、腰痛、肩こりを訴える方は
トレーニングをし、動かすことにより症状が
緩和される場合が多い
です。
ただし、適切に動かした場合に限ります
小胸筋が固まり、胸郭出口症候群などにつながる危険性もあります。
トレーニングでは、対象部位に刺激が入りにくいという弊害もあります。
また、適正なフォームがとれないこともあり、怪我につながることもあります。
筋肉が固い状態は、“痛み”につながる可能性が高くデメリットが多いです。

どうすれば固くならない?

伸ばされる刺激が多ければ、筋節は増え長くなると説明しました。
つまり、トレーニングでもストレッチでも”筋肉を伸ばす”これ以外に方法はないです。
トレーニングをしている人によくあることですが、
背中のトレーニングを行っているのに背中が固い人が多いです。
これは、”収縮種目”つまり短い刺激ばかりを筋肉に与え続けているため、
柔軟性が改善されないです。
力が発揮しやすい収縮種目も大事ですが、
必ずストレッチ種目も入れるようにしてください。

まとめ

筋肉の固まりについて理解は深めることができたでしょうか?
高重量を扱うパワーリフターの方は、長い人でトレーニング前に
1時間もストレッチをするそうです。
しっかりトレーニングをしている人ほどストレッチの重要性を理解し、
ないがしろにしていないです。
私はストレッチの重要性を身を持って経験してきました。
なので、記事を読んでいる人が同じように怪我などをしないためにも
少しでも早く知識を身につけ、自分が昔知っていたら良かった知識を
どんどん記事にしていこうと思います。

この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。