KONDOです。
1年早いですねえ。
気付いたら12月。あと2週間で年内営業終了。
早いなあ~~~・
今回は発酵食品という定義が
どこまでの食品を指すのか不明ですけども
発酵食品=健康に良い?についての記事です。
発酵食品
馬鹿発見器のInstagramにて
時折見かける題材として「発酵食品」があります。
特にオーガニック信仰がある人や
そういったナチュラル・健康志向の人たちが
発信している感じが見受けられます。
「発酵食品は健康に良い」という言葉は
非常に主語が大きいなと感じます。
でも個人的にはありがたいことでして
彼らの主張そのまま受け取るとですね
大概のお酒も健康に良いってことなんですよね。
酒のつまみのチーズもですね。
パンとかもですよね。ジャムやソースたっぷりの
ヨーグルトも健康に良いですよね。
だって発酵食品だもん♪
私の知る限りでは
発酵食品=健康に良い とする
根拠が現状見当たらないと思います。
小さな研究はあるものの
根拠となる信憑性の高いものは
見たことがありません。
実際味噌や醤油も発酵食品ですが
これらは大きな塩分の摂取源でもあります。
塩分摂取量の増加は高血圧に直結です。
これは果たして発酵食品=健康に良い
と主語大きく定義して良いものか、否。
「でも日本人は長寿じゃないか!」だなんて
引き合いに出してくる人も居そうですけども
長寿と認識されてきたのもここ最近の話ですし、
栄養疫学的な考えをすれば
味噌汁とか日頃から頻繁に飲んでいる人は
和食中心の食生活を過ごされている可能性が高く、
飽和脂肪酸の摂取量が少なかったりしそうで
味噌という発酵食品による恩恵で
健康が維持されているとは断定できないですよね。
取り巻き環境が影響?
先述の通り、
発酵食品をそもそも好んで食べている人って
オーガニックなどナチュラル・健康志向で
もともと意識高い食事している人たちが
きっと多いのでは?と私は思うのです。
発酵食品を好んで食っている人たちは
ギトギト揚げ物やスナック菓子、ジュースや
加工肉とかそういった一般的に健康に悪い
って物を食べる習慣が少ないだけであって
それによって健康維持されている
って考え方もしないといけませんよね。
それを単に「発酵食品を食べているから健康」
ってなるのはおかしいぞ、ということです。
だって発酵食品を好んで積極的に
食事に取り入れている人っていうのは
明らかに健康志向の高い人ですよね。
そんな人が加工肉を肴に
アルコールを大量に飲んでいる人や
ポテチやラーメンだとか頻繁に食ってますかね?
なかなかそんな人稀有な存在かと思います。
平たく言えば発酵食品を摂っているから健康
って言えるほど現状は根拠が無いぞってことで
発酵食品を好んで積極的に摂っている人は
ただただ健康志向が強い人なのでは?と。
食物繊維と発酵食品
こちらの研究は食物繊維と発酵食品を比較した
RCTで、発酵食品では腸内細菌叢の多様性が増加、
炎症性サイトカインも減少しましたが
食物繊維ではこれらの変化は見られませんでした。
発酵食品の良さを示す研究ではあり
こういう研究を皮切りに発酵食品が
どんどん注目を集めているのは間違いないのですが
いろんな因果関係を多角的に捉える必要がある
というのは変わりありません。
実際研究内の本分と図では
キムチやヨーグルト、チーズなどが用いられておりますが
塩分や飽和脂肪酸などに留意が必要です。
発酵食品の塩分だからOKという訳ではありません。
塩分は塩分であり、
先述の通り味噌や糀などを好んでいる人は
食生活自体が健康志向高めということもあり
血圧の上昇に寄与していないとも考えるべきです。
まとめ
腸活とか言って一部の無知な馬鹿が
騒いでおりますがIBSやSIBOについての
認識も甘々な人が多いですし
万能じゃないということは知ってほしいですね。
みんながみんな合うとは限らないのです。腸揉みとか言ってあまり圧するべきでない部分をです。
圧しているのもなかなか滑稽
とかく現状”は”
発酵食品が健康に良いと言い切れるほど
根拠は無く確立しておりませんので
今後の研究による進歩に期待ですね。
ですが塩分や飽和脂肪酸摂取量の増加などは
変わらず気になるところですので
バランス良く、で良いかと思います。
研究にあるとおり腸内細菌叢の多様性が増加
する可能性があるにしても
その腸内細菌叢をぶっ壊す食生活を
送っている可能性も否めませんからね。
1つに期待しすぎず、です。