腰に対する否定的な思い込み

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、腰に対する否定的な思い込みは腰痛や
障害の確率増加との関連についての
論文を引用していこうと思います。

論文

否定的な思い込みは高強度腰痛(LBP)/高障害と関連しているが、
長期にわたる高強度LBP/高障害の発症に影響するかどうかは不明である。
本研究の目的は、男性において、否定的な思い込みが10年以上にわたる
高強度腰痛および/または高障害の発症と関連しているかどうかを調べることであった。

対象は705人の参加者(平均年齢53.8歳)であった。

結果としてベースライン時、705人(平均年齢53.8歳)の
参加者は、LBPも障害もなかったか低かった。
このうち37人(8.4%)が高強度疼痛および/または高障害を発症した。
多変量解析では、ベースライン時により否定的な思い込みを持つ参加者は、
高強度の疼痛および/または高障害を発症する可能性が高かった。
より否定的な思い込みの発現は、高強度の疼痛および/または
高障害の発生とも関連していた。

結論として地域住民の男性集団において、
腰痛の結果に関する否定的な思い込みは、
高強度の疼痛および/または高障害を発症する可能性の増加と関連していた。
地域社会における否定的な思い込みに対処することで、
男性における10年間の高強度疼痛および/または高障害の発生率が低下する可能性がある。

まとめ

思い込みが強い程痛みが強くなる可能性があるので
痛くないと思い込むの、もしかしたら効果あるかもしれませんね。
痛いと思えば動かさなくもなりより悪い方向へ言ってしまうので
多少の我慢はしても動けるなら動いて動けると思い込む方が
痛みが酷くなりにくくなるものもあるかなと思います。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。