【お知らせ】
回数券の失効条件を新設することとなりました。
最終利用日から60日来店がございませんと
その回数券は残り回数を問わず失効となります。
パーソナルジムの特性上、60日に渡る期間
来店されないことはあまり無いと考えられるため
60日と設定させていただきました。
KONDOです。
最近日本の某モデル?さんがXに投稿していた内容で
「朝はレモンウォーターを飲んで身体をアルカリ性に」
ってのがありました。思わず爆笑してしまいました。
Instagramとか割と類似したおバカ発信を
”お仕事はDMまで”系のおバカな人たちが
頻繁に投稿されていたので面白いです。
意識高い系が単なる誤った情報に乗せられて
頭悪い系になっている構図が無料で観れます。
さて、今回は食中毒、カンピロバクターについてです。
肉の生食
私はぶっちゃけ鶏刺しや鶏たたきがめっちゃ好きです。笑
食べられるところも今現在でもかなりあるかと思いますが
私がとある行きつけの焼き鳥屋の1つに行った時に
鶏のたたきなど生食がメニューから消えていたので
「あれ?生食系やめたんです???」と聞くと
「保健所がうるさくて・・・やっぱ年に数人は
お腹が痛くなったと訴えるようでして」と。
あ~やっぱそりゃそうなるよねっと思いましたが
寂しいですね。けど危険と分かってても
そのリスクをとってでも食いたくなっちゃいます。
昔焼肉屋で集団食中毒を起こした事件があって以降
ユッケなど生食に対する規制が厳しくなりましたね。
レバ刺しに関して疑問に思ったことがあって
親しい焼肉屋のオーナーに質問したところ
「牛の肝臓と他の部位の処理をする際に
同じまな板と包丁を使って不衛生だから
そういうことになったじゃんね~~~~」と。
当たり前ですけども生食は
できる限り避けた方が無難、ということです。
食中毒
厚生労働省の食中毒統計によると
毎年数千人〜1万人以上の患者が発生しているそう。
ただこの数はその患者が受診した医療機関が
保健所に届け出をして調査され食中毒と
確定したものであり実際のところは
病院へ行っていない人なども多いでしょうから
毎年かなりの数の食中毒患者が居るのでしょう。
さて、トレーニーとSNS上で親交も多い私ですが
SNS上のタイムラインを流れていると
「カンピロバクター」というワードを
時々見かけることもあります。
と言うのもサラダチキンの流行からの
低温調理器具での自作の鶏ハムを
作るトレーニー/ダイエッターが増え
その加熱が不十分であったために
カンピロバクター食中毒になってしまった
なんてパターンをちょいちょい見かけます。
ボニークなどの低温調理器具は非常に人気で
この記事を見ている人の中でも
日頃から愛用している人は多いのでは。
このように完全な生食ではなくとも
包丁やまな板などからの感染(交差汚染)や
加熱が不十分であったために
食中毒が引き起こされてしまうことも。
カンピロバクター
カンピロバクターというのは
鳥をはじめ牛や羊など家畜の消化管内にいる
常在菌で幅広く保菌されている菌です。
2000年代に入ってからは
細菌による食中毒の発生件数で
1位を記録し続けています。
感染者の約80%が生食による発症で
残りは前述の通り交差汚染によって
間接的に食中毒を発生してしまうパターンです。
生食をしなくても交差汚染によって
発症してしまう、なんて肉の調理後の
まな板と包丁には留意しなければですね。
外食の場合は店選び。
とはいえほとんどが生食による発症ですので
多くは生食さえ避ければ・・・です。
我々人間がカンピロバクターに感染すると
腹痛や下痢、発熱や頭痛、倦怠感などの症状が。
死亡例は極めて少ないものの
一部の人はギラン・バレー症候群といい
手足の力が入りづらくなり身体が麻痺して
呼吸困難になることも・・・
そういえばギラン・バレーに
某ボディビルダーが去年か一昨年になってましたね。
彼、鶏胸肉、ほぼ生で食ってましたもん。
一時的にめっちゃ細くなってましたもん。
(わかる人にはわかるあの人。)
トレーニーやダイエッターには
欠かせない食材、鶏肉。
今は若干高騰して安価とは言い難いですが
比較的コスパの高い定番食材ですが
小売り段階で国産の鶏肉の
カンピロバクターによる汚染率は
32〜96%と多くが汚染されております。
ですが、カンピロバクターは熱に弱く
鶏肉も中心部を75°以上で1分以上加熱すると
殺菌できますので通常の調理では問題ないかと。
が、先述の通り低温調理器などによる
加熱不十分状態での鶏ハムとか
お店で食うタタキや刺しは危険です。
新鮮だから安全?
これは大きな間違いです。
カンピロバクターは微好気性菌で
30−46℃くらいの比較的高い温度を好み
冷蔵されていれば菌は増殖しないと考えられており
室温程度だと肉の表面に居て
空気に晒されると死滅していきます。
が、近年の研究によるとカンピロバクターは
空気の多い過酷な環境下では
バイオフィルムなどを形成し生き延びるようです。
時間が経てば細菌は増殖する、の様な
一般的な細菌へのイメージとは少々異なるため
その日中に捌いたか否かの新鮮さに関わらず
鶏肉の生食はリスキーであるということです。
新鮮だから菌が増殖してない=安全
という認識は誤りである、ということです。
まとめ
食うか食わないかは自己責任!!!
ただ意図的な生食ではない
低温調理器具による調理や
純粋な火入れ不足、調理器具による交差汚染は
注意したいですね。