外側上顆炎の危険因子について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、外側上顆炎の危険因子のメタ分析についての
論文を引用していこうと思います。

論文

外側上顆炎(LE)の危険因子について議論したメタ分析はほとんどなく、
これまでのメタ分析では、いくつかの特定の危険因子に関して互いに矛盾する結論に達しました。
この論文では、メタ分析を通じて LE の危険因子を調査することである。

メタ分析には 22 件の研究が含まれています。

結果として、女性、喫煙歴、肉体労働、および高コレステロール血症は、LEの重大な危険因子であった。
女性の性別、喫煙歴、肉体労働、高コレステロール血症は、LE のリスクを高める可能性があります。
追加の文献レビューによると、高コレステロール血症に対するスタチン治療は、
LEの発症に潜在的に関連していると記載されています。

まとめとして、

  • 性別が女性であると、外側上顆炎(LE)のリスクが増加。
  • •喫煙歴は LE のリスクを高める。
  • •肉体労働は LE のリスクを高める。
  • •高コレステロール血症は LE のリスクを高める。
  • •スタチンは LE の発症に関連している可能性がある。

まとめ

性差における肘への影響と言えば、
肘の生理的外反角の差ですかね。

肘を基点に少し外側に女性の方が男性より曲がっていることがあります。
スポーツで言っても一般的に野球肘と呼ばれる内側上顆炎も
女性はリスクが高いとも言われています。
構造的な差なのか、個人における柔軟性の差かは分かりませんが、
性差は生活や運動において十分視野に入れるべき項目ですね。

ボディメイク系で言うならば、
減量とトレーニグフォームは性差が大きく出ますね。
なので、男性も女性も全く同じようにやっている人がいたら
あれ?と思う方が無難かもしれません。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。