腰痛と首肩の凝りの関連について 

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、腰痛と首肩の凝りが健康関連の
生活の質に及ぼす影響についての
論文を引用していこうと思います。

論文

慢性的な首の痛み、首肩の凝り(NSS)、
腰痛(LBP)は、一般人口における深刻な健康問題であり、
一般人口における首の痛みと腰痛の有病率は、
それぞれ10~15%と15~45%となっている。
さらに、米国におけるLBPまたは首痛の3ヶ月有病率は
31%(LBPのみ3400万人、首痛900万人、LBPと首痛の両方を持つ1900万人)と報告されています。
いくつかの研究では、肩の痛みやLBPなどの症状の併存が
頸部障害と関連していることや、頸部、背部、
肩の既往がある成人は慢性頸部痛を経験しやすいことが示唆されています。
したがって、NSS/LBPの併存率を明らかにし、
併存するNSS/LBPがNSSまたはLBP単独よりも
QOLに悪影響を及ぼすかどうかを判断することが重要である。
そこで、本研究では、日本の健康増進プログラムに参加した
被験者のNSS/LBP併存率を明らかにし、NSS/LBPを併存する人、
無症状の人、NSSまたはLBPのみの症状を持つ人の
QOLを比較することを目的としました。

この横断研究の対象者は、弘前市岩木地区の
一般住民を対象に10年間にわたり毎年健康診断を
実施した「いわき健康増進プロジェクト」で募集した。
毎年、このプログラムは、市内に住む19歳以上の
約1000人を対象としていました。

結果として、日本人のサンプルにおいて、
男性の23%、女性の33%がNSSとLBPを併存していることがわかった。
NSSとLBPの有病率は、潜在的な交絡因子を調整した後、
これらの疾患の有病率と体の痛みとが独立して関連していた。

QOLは、NSS/LBPを合併した被験者やLBPを合併した被験者では、
無症状の被験者やNSSの症状のみの被験者と比較して、悪化していた。
日本人女性におけるNSSの有病率は37.3%(n=477)であり、
男性(2.8%;n=284)と比較して有意に高いことを報告した。
同様に、日本の別の研究では、NSSの有病率は48.3%であり、
男性よりも女性に多く、20~50歳で最も多く、
その後は年齢とともに減少することが報告されています。

結論として、NSSとLBPを併存する被験者(男性の23%、女性の33%)は、
無症状の被験者やNSSのみの被験者よりもQOLが低いことが判明した。
さらに、NSS/LBPの併存は、男女ともにメンタルヘルスの悪化と関連していた。
また、女性では、NSS/LBPの併存が身体的健康のQOLを低下させた。
今回の知見は、鑑別診断や非特異的な頚部痛や腰痛の
予防策を考案する際に考慮すべきものである。

まとめ

女性の場合、そもそも胸がある以上、
巻き肩や胸椎後弯は出やすいですし、
ヒール履きますし、姿勢良くしようとして反り腰作りますしと、
見た目に対する意識があるが故に
色々と悪くなりやすいかなと思います。
え?男性?意識低め。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。