サイドレイズ、様々な手の向きよる筋肉への刺激

こんにちはTOMOAKIです。
今日はサイドレイズにおける
上腕骨内外旋、ニュートラルなど
いくつかのバリエーションの違いによる
筋肉への刺激の違いに関する論文を
紹介していきます。

研究の概要

本研究は、競技用ボディビルダー10名を対象に、
上腕骨を外旋させた状態(LR-external)、
ニュートラル(LR-neutral)、
インターナル(LR-internal)、
肘を曲げた状態(LR-flexed)、

およびフロントレイズでの筋肉活動を調べた。

Ijerph 17 06015 g001

各動作の収縮期と伸張期の両方で、
前部、中部、後部三角筋、大胸筋、
上部僧帽筋、および三頭筋

表面筋電図ルート平均平方(sEMG RMS)を
正規化して測定した。

Ijerph 17 06015 g002

収縮期では、前部三角筋
フロントレイズ(効果量(ES)範囲:1.78 / 9.25)
およびLR-internal(ES範囲:10.79 / 21.34)で
他のすべての動作よりも高いsEMG RMSを示し、
後部三角筋LR-internalで他のすべての動作より
も高いsEMG RMSを示した(ES範囲:10.79 / 21.34)。

中部三角筋は、LR-neutralでLR-external
(ES:1.47(95%信頼区間(CI):0.43 / 2.38)、
フロントレイズ(ES:10.28(95%CI:6.67 / 13.01))
およびLR-flexed(ES:6.41(95%CI:4.04 / 8.23))
よりも高いsEMG RMSを示した。

大胸筋は、フロントレイズで他のすべての
動作よりも高いsEMG RMSを示し(ES範囲:17.2 / 29.5)、
上部僧帽筋(ES範囲:2.66 / 7.18)と
三頭筋(ES範囲:0.41 / 3.31)は
LR-internalで他のすべての動作よりも高いsEMG RMSを示した。

同様の筋肉活動パターンが伸張期でも見られた。
上腕骨を内旋させると、後部三角筋
三頭筋、および上部僧帽筋の活性化が高まる。

上腕骨の外旋は前部および中部三角筋の活性化を高める。

フロントレイズは主に前部三角筋と大胸筋を活性化する。
LRバリエーションとフロントレイズは、
特定の肩の筋肉を特に活性化し、適切に提案されるべきである。

まとめ

サイドレイズで三角筋中部を狙う場合は
スタンダードに上腕骨はニュートラルで
良いかなと思います。

発達させたいところを狙って
バリエーションとして
ニュートラル以外のやり方も
肩関節に不快感が出ない範囲で
取り入れるのはありだと思います。

一部の著者は三角筋を
7つの部位に分けていますが、
本研究では区別することができなかったため、
従来の3部位に分けまたとのことですが
細かく区別した刺激も見てみたいなと思いました。

以上

過去記事:大胸筋ベスト種目【TOP16】

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TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。