KONDOです。
円安の影響って本当に酷すぎて
シャレにならないんですよね。
トレーニング器具類はアメリカブランド筆頭に海外のが
かなり多いのでこの業界は影響大です。
・・・ということで兼ねてより欲しかった
世界最高峰最高級バーベルのELEIKOの
パワーリフティング コンペティションバー IPF公認品
を購入しました。
というのも現在の為替的に日本円で16万円して
今回予約購入した分はまだ円安がまともだったときで
次回入荷分は20万円超えてくる・・?
ということだったので焦って購入しました。笑
「パーソナルジムでお客さんELEIKO使います?笑」
とSNSでさっそくツッコミをいただいておりますが
その通りで99%使わないです。←
私物ですので自分用です。
さて今回は
ダイエット(減量)においてチートデイは必要なのか?
です。
チートデイで代謝促進というワードを
よく目にしますのでこれについて言及していきます。
チートデイの意義
チートデイの意義として以下の様に
よく謳われています。
- 停滞している代謝を引き上げる
- ホメオスタシス(恒常性)打破
つまりはダイエットにおいて停滞・鈍化している
身体の機能を良い方向にシフトさせる
という感じでしょうか。
・・・私のこれまでの記事を読んでいる方なら
もうお分かりですね、そんな効果はありません。
トレーニーの多くが
よく「チートデイ」とSNSに歓喜の投稿しています。
パーソナルトレーナーもお客さんへの食事指導にて
チートデイを時々入れて停滞打破してダイエット促進!
と謳っていますが滑稽極まりでございます。
チートデイは不要?
チートデイが不要か否かは過去の私の記事で説明がつきます。
今回はパーソナルトレーナーが食事指導で
チートデイを設けることに対して言及していきます。
そもそも”代謝の停滞”とは何か?ということです。
そのパーソナルトレーナーが指し示す”代謝”とは
どの代謝なのか?という点が気になります。
↑の記事中にある通り便宜上”代謝”と
言っているだけで何なのか明確に理解している
パーソナルトレーナーはごく稀であると思われます。
言わずもがな基礎代謝では決してありません。
基礎代謝はダイエット中であれば
体表面積が減っていくわけですから
こちらは減少していって当然となります。
尚、パーソナルジム・エステ系のアカウントにて度々
「〇〇すると基礎代謝アップ」
「〇〇を食べて基礎代謝アップ」
と言っているところは全部総じてクソです。
記事中にも記載がありますが
基礎代謝が高かろうが低かろうが
エネルギー収支次第なので痩せやすい云々は
また別問題です。
↑記事中に書かれている
ダイエット中における体内のネガティブな反応への
チートデイの意義を謳いたいのでは?と仮定すると
「だから糖質量増やせばええやん」で終わります。
わざわざ普段のエネルギー摂取量をかなり超過してまで
ジャンル問わず好きなものをたくさん食べる
ということをする必要は理論上は無いはずです。
次にホメオスタシスについても
そもそもダイエット時において
ホメオスタシスと言われていること自体謎です。
おそらく某山本先生が数年前にこの言葉を用いてから
広く知れ渡っているのだと思いますが・・・
単純にダイエット中には様々な体内内分泌量が
変化します。
この変化つまりは適応がダイエットにおいては
マイナスに働いてきます。
これは身体が危険を察知してではなく
単純にエネルギー摂取量や糖質量の変化によるもの。
低気温下における体温低下をふせぐために
身体を震わせて熱を産生させ体温を一定に保とうとする
文字通り恒常性(ホメオスタシス)と
ダイエットにおける停滞は異なります。
ゆえにチートデイで停滞打破、というのも謎です。
一旦1ヵ月ほどダイエット食を辞めることが正攻法です。
エネルギー代謝の促進と摂食行動
当ジムのTOMOAKIが過去に記事にしておりますが
このレプチンというものは補足すると
いわゆる痩せホルモンと巷では言われています。
このレプチンがダイエット中(エネルギー収支-)に
分泌量減少していきます。
この減少に伴いグレリンの分泌量が増加します。
グレリンは摂食行動を亢進するため
レプチンの分泌量が低下しすぎないように
過ごすことが有意義であります。
↑なかなか困難
そして記事中にある通り週2回のリフィードは
※リフィード=エネルギー収支↑ or ±0 あたり
レプチンの分泌量を抑える効果としては
有効性は見られないという結論となっております。
つまりチートデイやチートミール、リフィードなどは
摂食行動的な満足感は刹那的であり
長期的な恩恵は無さそうだと思われます。
↑こちらの研究でも
過食におけるエネルギー代謝の促進にレプチンが
関与していないと報告しています。
まとめ
代謝促進の代謝とはどの代謝を
指し示しているのか・・・?
ホルモンの分泌量増加を求めるとしても
インスリンやテストステロンなどの場合は
わざわざ過食する必要性は無いですし
レプチンでもないとしたら、何?どれ・・・?
チートデイで代謝促進と謳うパーソナルトレーナーは
どの代謝なのか是非教えていただきたいです。
そもそもの話ですが
チートデイを必要とするレベルの食事制限を
一般人の方が実施している時点でアカンでしょと。
それがパーソナルトレーナーの食事指導なら尚更。
そしてなぜそのチートデイの時だけ
「血糖値が~」とか普段言っているワードが
都合良く出てこなくなるのでしょうか。
お得意のインスリンの過剰分泌によって脂肪合成
という流れはどうした・・・?笑
ということでチートデイによって
体内がポジティブに変化することは
あまり期待できなさそうです。
気持ち的に一時的ではありますが
満足感を得られることでもっと頑張れる
って思える方ならアリなんじゃないかと思います。
私も新規のお客さんとかがチートデイについて
聞いてこられると一応説明はしますが
実施するしないは本人の判断に任せています。
やるとしてもチートミールですが。