みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、顎関節症と頭部前方位姿勢についての
論文を引用していこうと思います。
論文
この研究の目的は、直立姿勢(以下UP)及び
最大頭部前方位姿勢(以下、MFHP)での顎運動の変化を捉えることとした。
対象は男女22名、顎関節症(TMD)症状を訴えた10名をTMD群、
それ以外の12名を非TMD群として2群に分けた。
TMD群及び非TMD群ともに切歯端可動域はUPと比較してMFHPで有意に増加した。
両側顆頭点可動域の相関についてはTMD群のUPで有意に相関したが
MFHPの際に有意な相関を示さなかったことから、
TMD患者では不良姿勢が顎関節の動きの非対称性を増長し、
症状の発生や増悪に寄与している可能性が示唆された。
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頭部は顎関節に影響を与え、
逆に顎関節も頭部に影響を与えます。
頭部に影響という事は、胸郭にも影響を与えるので、
どこかが悪いと全体に広がっていきますね。
頭部前方偏移姿勢で、顎関節症などがあると、
嚥下機能に影響を与える可能性があります。
最近、お客さんで嚥下の際、痛みが出ている方がいて、
レントゲン、CT、血液検査など何も問題ないけど、痛みが出たそうです。
そのお客さんはFHPで、過去に顎関節症と言われた経験ありです。
FHP・顎関節症は舌下筋群の動きに悪影響、アライメントの影響で
上手く協働が出来なくなることで嚥下に影響が出ます。
これは起こり得る可能性のある一つです。
FHPはテキストネックにニュアンスが近いです。
なのでストレートネックなどの影響も可能性に入ってきます。
悪影響ばかりですね。
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