みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、頸椎の前弯が消失したヒトにおける
頸椎伸筋力低下の論文を引用していこうと思います。
論文
この研究では年齢、性別、肥満度(BMI)、雇用形態をマッチさせた健常対照者と比較して、
頸椎前弯消失患者において頸部筋力の低下や、
頸部屈筋と伸筋の筋力間のアンバランスがあるかどうかを検討することを目的とする。
頸椎前弯消失患者32名(女性23名、男性9名)と
健康なボランティア31名(女性23名、男性8名)を対象に、
被験者は椅子に座り、頸部中立位で体幹を傾けることなく測定し、
評価パラメータとして、最大等尺性頸部伸展・屈曲筋力、および伸展・屈曲筋力比を調べた。
結果として、最大等尺性頸部伸展・屈曲筋力値は、
健常対照群に対して患者群で有意に低かった。
考察として頚部前弯が消失した患者は、頚部筋力、特に伸筋の筋力が低下している。
この知見は、頸部運動の処方を最適化するために有益であると思われる。
まとめ
チンインが有効ですかね?
トレーニーならば、チンインの動きが出来ないと
フォームを作っていくことが難しくなります。
頸椎は胸郭に影響を与えますし、
胸郭は肩甲骨にも骨盤にも影響を与えます。
その時点で上半身のトレーニングへの悪影響は
幾つも挙げられます。
時代的な影響もあり、頸椎の状態が悪い人が多いです。
スマホ、マスク、接触回避における活動量の低下など
様々な要因ですが、兎にも角にも悪いです。
元々いいかと言われれば微妙ですが、
拍車がかかった様な気はしますね。
なのでその分、コンディショニング、
メンテナンスをしっかり行っておきましょう。
ところで最近気になっているのですが、
左右差は構造的な問題にはなりますが、
下顎、手、足底どこからアプローチをかけるのが
限りなく均一に近づけれるのかを考えています。
もちろん、同時と言われればそれまでですが、
1つ選んでここからだとどこからなのかなと
ふと気になっている今日この頃です。
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