ベンチプレス時における喉の違和感

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、ベンチプレス時にフォームエラーで
喉に違和感が出ること可能性についてブログにしていこうと思います。

ベンチプレス時、アーチのために顎を引くことが多いと思います。
ただ、この顎を引く動作はリスクも伴います。
顎を引き、胸郭を引きあげる動作には、
胸鎖乳突筋、斜角筋、小胸筋、前鋸筋など
頸部、胸郭、肩甲骨付近が影響してきます。

大腿骨短くなりましたけど雰囲気で感じ取ってください。

ベンチプレスでは”レッグドライブ”足の力を
アーチの維持、挙上動作に組み込みます。
その際の大まかな力の向きは上画像の矢印みたいな感じです。
だいたい足側から頭側に向かう力が働くよぐらいに思っておいてください。

アーチが上手く組めず、無理に上位頸椎伸展を行った場合、
レッグドライブの力が頸椎に負荷としてかかってしまう事があります。
この時、首に違和感、もしくは目がしょぼしょぼするような事が起こります。
これは後頭下筋群などの眼球運動に関わる筋肉へ
負荷がかかったことも原因になってきます。
直接的に頸部や目以外にも
この頸部への負荷で起こり得るのが”喉の違和感”です。

こちらが症例報告で頸部,咽頭の異常筋収縮による
咽喉頭異常感を報告したものになります。
簡潔にまとめるとは咽喉頭異常感の原因で
頸部あるいは咽頭の筋肉の異常収縮が
症状発現の主因になっていたと考えれる症例を報告したものです。
また、頚椎症の症状にも咽喉頭異常感はあります。
耳鼻咽喉科系のブログなどを調べると簡単に出てくると思います。

このように頸椎への負荷で喉に違和感が出ることも考えられます。
もし、ベンチプレス中、後に喉の違和感が出た場合は、
輪状咽頭筋付近の筋肉を解してあげると
もしかしたら違和感が消えるかもしれません。

まとめ

喉の違和感、眼の違和感などは頸部から来る場合があります。
個人的にベンチプレスにおいてアーチを無理に高くしようとすると、
簡単に頸部に負荷を掛けれてしまうので、
フォーム作りはかなり工夫して考えています。
眼球運動が原因で頸部の違和感に繋がることもあるので、
本当にフォーム作りがBIG3系は難しいです。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。