腱と腱膜は同じで考えてはいけない?

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、簡潔に言えば腱や腱膜が直列じゃないよという
論文を引用していこうと思います。

論文

骨格筋では、線維、アポニューロ、腱が力学的に “直列 “であると考えられることが多い。
この考え方は、腱の力から繊維の力を計算することの単純化や、
腱膜の構成則の誤った導出、筋の伸縮サイクルにおける弾性エネルギーの回復についての誤った解釈につながってきた。

ここでは、腱と腱膜が筋繊維-腱膜-腱の複合体において直列ではないことを、
複雑化する例を用いて理論的に示す。
そして、腱と腱膜が直列であると仮定すると、
これらの受動的な粘弾性構造において力学的な仕事を生み出すように見えるが、
力学的にはありえない結果であることを実証する

線維から腱や腱膜への力の伝達において、
非圧縮性の筋マトリックスの力学的役割を説明し、
非圧縮性がこの制約を維持するために必要な余分な力の
導入を必要とすることを強調します。
残念ながら、この要件により、最も単純なケースを除いて、
直感的な自由体図に基づく筋モデリングの理論的アプローチは排除される。

腱、腱膜、筋繊維の力は、
非常に複雑で非直感的な方法で関連しています。
筋-腱系の単純化したモデリングや解釈、
腱力に対する腱膜の歪みの解釈、弾力性の検討など、
あるいは腱膜の弾性回復の検討など腱の力を利用した
腱膜セグメントの弾性的な力の回復を考慮した場合、
筋収縮の力学とエネルギー学に関する誤った結果や解釈を生む可能性があります。

まとめ

アトラスやプロメテウスにただフリーボディダイアグラムを付けただけでの
考察は誤解を生みますよという事です。

最近、本気で筋トレ界隈で言われる、
胸腰筋膜の認識に疑問があるので調べてます。

伝達と筋力アップは違いますし、
動作のしやすやと対象筋の負荷は違います。
その手の論文を知っている人いたら教えていただきたいです。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。