みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、ピラティスについての論文です。
ピラティスはドイツのジョセフ・H・ピラティス氏が
患者への治療に考案し、米国に持ち込んだのが初めです。
イメージ的には姿勢を整える、
しなやかな筋肉を付くれる、
身体のバランスを整えるなどになるかなと思います。
動かしたり鍛えたりはメリットが大きいと思いますが、
こういう類のときに出てくる言葉で、
”インナーマッスルを鍛える”と誰もが聞いたことあるフレーズ。
アウターも鍛えているのになぜインナーだけ鍛える?
まさかアウターとインナーを鍛え分けが出来る・・・?
人ならざる者に変貌していますね。
論文
この論文での目的は、ピラティスエクササイズが腹部持久力、
ハムストリングの柔軟性、上半身の持久力、姿勢、
バランスに及ぼす影響を明らかにすることであった。
この研究の仮説は、12週間のトレーニング期間後、
参加者はこれらの変数のそれぞれについて向上するかどうかというものであった。
結論、活動的な中年男女を対象に、
週2回60分のセッションで12週間ピラティスを行うことで、
腹部持久力、ハムストリングの柔軟性、上半身の筋持久力が
統計的に有意に増加することが示された。
しかし、対照群と比較した場合、
参加者は姿勢とバランスのいずれも改善されなかった。
興味深いことに、ピラティス参加者は、
対照群参加者と比較して、平均身長も伸びていました。
成人の身長は比較的安定した測定値であるため、
この知見は興味深いものです。ピラティスの実践者は、
定期的な練習を行った後、主観的に姿勢の改善を指摘しているが、
この研究では、肉眼的な姿勢の変化が見られなかったため、
このグループの身長の増加は、より構造的な性質であると思われる。
segalらは、参加者の身長に変化はないと報告したが、
彼らの参加者も、今回の研究対象者の姿勢の
改善に関する主観的な報告と同じであった。
バランスと姿勢もまた、本研究で改善が見られると仮定されたが、どちらも向上しなかった。
バランスは、特定の障害(前庭障害、脳卒中、その他の神経疾患)を
持つ被験者や高齢者を被験者としてより広範囲に研究されており、
健康な集団で正確に測定するには、より感度の高い測定器が必要であると思われる。
要約すると、本研究では、12週間のピラティス運動プログラムに参加することで、
活動的な中年男女の腹部持久力、ハムストリングの柔軟性、
上半身の筋持久力に統計的に有意な増加をもたらすことが
可能であることを実証した。
ピラティス・エクササイズの定期的な実践による複数の利点が実証され、
この研究は、より具体的な集団におけるピラティス・エクササイズの
利点を調査するための基礎となるものである。
まとめ
もっと要約するとピラティスにもたくさんのメリットがありますよです。
姿勢は正せるかどうかは本人次第です。
例えば姿勢矯正。
姿勢矯正に行く人たちは、
筋肉の収縮、足底感覚、重心の取り方などから姿勢を正せる状態にないです。
巻き肩、猫背から胸椎伸展が上手く出来ないなどが分かりやすいですかね。
それを姿勢矯正などは正せる状態には出来ますが、
正すかどうかは本人次第です。
重力がある以上、抗う意思が無ければ、
抗重力筋の伸張方向に流れるのは当然です。
なので当ジムでも整体でも直す気がない人は直せないです。
重力に負けた楽な姿勢を取り続けた結果なので、
それを全て他人任せで治せるは虫が良すぎると思いませんか?
これを直せると言えば楽したい人はお店に通います。
お店も売上が出る以上は、口を噤む。
真実を伝え過ぎたら売上出なくなるので、
お店に来れば直せると豪語して
お店に依存させるのが最も楽な集客です。
姿勢は正すものであって、正されるものでは無いという事ですね。あまり言い過ぎると怒られそう。
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