KONDOです。
これまで数多くの栄養指導・食事管理を
実施してきましたが経験的に語れる部分も
多くなってまいりましたので少しシェアします。
ちなみに当時の会社の規則的にも
食事管理を行い始めたのはそこまで昔ではなく
今の様な精度と知識量は無かったですね。←
エネルギー収支
↑の記事では、
増量期におけるエネルギー収支を+500kcal、
減量気におけるエネルギー収支を-500kcalを
上限として500という数字が1つの
ボディメイクにおける目安な収支?というのを
記述しました。
増量期においては見境なく食いまくって
エネルギー収支余剰過多の状態で
いわゆるダーティーバルクされている方がいますが
それは初心者ならOKかと思います。
私も筋トレ始めたてのころは
とにかくたんぱく質と糖質、エネルギー摂取量過多
を意識していましたから爆食いしてました。
摂ったたんぱく質も消化・吸収は全てされるけれども
筋タンパク合成に全て向かうかと言われれば
そうではありませんので食べれば食べるほど良い
ってのはナチュラルな人間であればそうではありません。
このたんぱく質摂取量目安の考え方として
たんぱく質を詳述解説した記事と
ロイシン閾値という考えの記事を公開しています。
こんな感じで増量期だからといって
エネルギー収支まっくろ黒字にすればいいってわけでも
減量気だからといってエネルギー収支真っ赤っかにすればいい
ってわけでもないです。
ダイエットとエネルギー収支
ダイエットにおける大前提条件は
もうお分かりの通り
エネルギー摂取量<エネルギー消費量です。
この”量”は無論正確には把握できず
双方概算ということになります。
だいたいの数値の中で過ごす必要があります。
このおおよその数値の範囲内で適正量摂取し
前述の大前提条件に沿えば良いのですが
この赤字の量が大きすぎるとそうでもないのです。
過去の記事でも
「基礎代謝は体表面積に応じて増減する」と
記述しております。
ダイエット、つまり体脂肪などが減少すれば
基礎代謝という数値は低くなります。
そしてエネルギー摂取量が減少している状態
つまりダイエット時における体内の
内分泌ホルモンへの影響も過去に記事にしています。
↑では体重の停滞をホメオスタシスと
説明する不勉強な人に対しての
アンチテーゼであります。
基礎代謝という数値も下がり
体内のホルモンが鈍化している状況下で
運動特に有酸素運動系の
エネルギー消費量が多くなる傾向のものを
やりすぎてエネルギー消費量過多になって
エネルギー収支が例えば-1000kcalとかが
毎日続いた場合どうなるでしょうか。
一時的にはインスリン感受性が高まりますが
収支としての赤字が大きすぎると
強烈な筋肉異化作用の条件が整います。
ダイエット初期においてはそのエネルギー収支の
大きな赤字が追い風となることは
間違いないでしょうが長続きしないことが
予想されます。
ということでエネルギー消費量がtoo muchだと
ダイエットの停滞を招きやすいぞって考えです。
頑張り過ぎは禁物ですね。
実際食事指導してきて
運動頻度が非常に高い人だと
ダイエット停滞する傾向がありました。
つまりこれはエネルギー収支が不適切ということです。
ダイエットだからと控え目なエネルギー摂取量だと
いけませんね。
私が現在進行形で食事管理をしている
女性クライアントさん3名が生活強度や運動量に応じて
日々変化させつつ1800kcal~2000kcal摂ってもらい
最小値を叩き出しています。
エネルギー収支は-200ほどで設定しています。
まとめ
ホルモンが関わってくると少し厄介です。
闇雲にエネルギー収支の数値の-を
求めすぎると逆効果です。
自分の身体と生活、運動、
そしてエネルギー収支を正しく把握しなければならないです。
今回は至極当然な内容でしたが
これも基礎基本として念頭において欲しいです。