2025.04.25
HIIT vs 有酸素 ダイエット効果が高いのは?

こんにちはTOMOAKIです。
以前のブログ記事内にて
ボディビル競技の減量中においては
筋肉減少のリスクや疲労、回復の観点から
HIITよりも有酸素(LISS)が有効と推奨しました。
では筋肉減少のリスクや疲労、回復の観点を無視して
純粋に除脂肪効率においてはどうなのか、、、
有酸素とHIITの効果を調べた研究を紹介します。
HIIT > MICT ??
近年、脂肪減少における運動方法として
HIIT(高強度インターバルトレーニング)と
MICT(中強度持続運動)の比較が盛んに行われています。
Poonら(2024)は、HIITまたはSIT(スプリント・インターバル・トレーニング)と
MICT・非運動群を比較した79のRCTを統合分析し、
HIITが体脂肪率、内臓脂肪、皮下脂肪の減少において
やや優れると報告しました。
Efficacy of Interval Training in Improving Body Composition and
Adiposity in Apparently Healthy Adults:
An Umbrella Review with Meta-Analysis
Guoら(2023)も若年〜中年層を対象に
HIITとMICTを比較し、
HIITがウエスト周囲径や脂肪率、
VO₂peak改善において有利とする結論を示しました。
まとめ
一見HIITの方が除脂肪効率は良さそうですが、
どちらのメタ分析も各試験の運動時間や
消費エネルギー量は統一されていませんので
これだけでHIITの方が優れていると結論づけるのは難しいです。
そのため、短時間のHIITが絶対に効果的!というわけではなく、
どれだけ動いたか(カロリー消費)が結果を左右している可能性もあります。
HIITにこだわることなく
継続できる運動を選ぶことが、
除脂肪のためには大切だと思います。