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2025.04.18

身近に沢山いる認知バイアスのかかった人

KONDOです。

今回の記事は認知バイアスや
ヒューリスティックについてです。

認知バイアス

認知バイアスについては
それに類する記事をこれまでに
幾つか書いてまいりました。

認知バイアスというのは
人が物事を考え判断する際に
合理性や客観性を欠いた方向に偏ってしまう
思考の癖や傾向のこと
を指します。

そしてそれにも種類があります。

例えばこの「確証バイアス」というのは
自分が信じている情報ばかりを集めて
それに反する情報については無視をする
かなり都合の良い思考をしてしまっている
傾向のこと
を指します。

ちょっと考えてみてください。
身近な人で、SNSのフォローしている人で、
科学的根拠が一切無さげなのに
都合よく良いことばかり謳っている人

いるのではないでしょうか。
そして大体断定していませんでしょうか?
そういう人を見つけたら確証バイアスさん
って呼んであげましょう。

他にもハロー効果などがあります。
ハロー効果は、例えば肩書きや外見など
特定の特徴がその人全体の評価に影響を
与えてしまう現象を指します。
如何もフレッシュな見た目をしていて
キラキラ系な私なので
実年齢より若く見られがちなため
経営者として舐められがちです。


こんな感じで確証バイアスしかり、
ハロー効果しかりいわゆる先入観や
思い込みの強さで意思決定が偏ってしまうことは
誰でも起こりうること
だと思います。

利用可能性ヒューリスティック

交絡因子等のことを検討せずに
パッと目立った情報や思い出しやすい
分かりやすい情報に近道して判断してしまう。
これをそのまま
Heuristic ヒューリスティック(近道)
=思考の近道、
利用可能性=パッと思い浮かぶ情報
利用可能性ヒューリスティックと言います。

このトレーニング業界で考えれば
某プロがやっているからとか
某インフルエンサーが教えていたからとか
これらの様に筋肉と運動について
適切に検討し処理しないまま鵜呑みにして
やってしまっている人たちがまさにそれです。

例えばこのグルテンを例にしてみれば
記事中にありますが
グルテン自体が健常者に対して
何かしらの悪影響を与えるとする
根拠となるものは現状存在しないのに
「グルテンは身体に悪い」
「グルテンは日本人の体質に合わない」
みたいなちょくちょく見る情報に流されてしまい
グルテンに対して多角的な目線を持たず
同調してしまう人たちのことを指します。

サプリメントを例にしてみれば
とある有名な選手が複数名SNS上で
そのサプリメントのPRをしていて
「このサプリメントを摂ってから重量が伸びた」
みたいな書き込みを全員しているとします。
でもそのサプリメントの中身は単純にBCAAだとします。
正常な判断を下せる人は
「BCAAは単なるアミノ酸だしそんな効果はない」
と分かりますがそういった
単なる「アミノ酸だし」というのをすっ飛ばし
有名な選手が飲んでるしよく見るから
といった思考の近道をしてしまう人たちを指します。

誰でも起こり得る

先述の通り誰にでも起こり得る現象です。

確かに確証バイアスのような
都合の良すぎる人たちは最悪ですが
思考の近道なんてしてしまいがちですね。

私もゴルフに最近ハマりつつあるので
ローリー・マキロイ選手とか
それこそタイガー・ウッズ選手とか
このあたりが言っていることを
つい実践したくなりがちですけど
彼らの練習量は想像を遥かに超えるものでしょうし
加えてもろもろの超絶技巧といった感じで
基礎基本ができていない私にとって
おそらくノイズになりますからね。

クラブのフェイスが開いてしまうことに対して
プロやインフルエンサーが言っている
形だけのことを落とし込むと
失敗することは目に見えていますから
グリップや指先、ストロークの仕方などなど
ちゃんと目を向ける必要があります。

と、私はこう考えるので
ヒューリスティックにはなっていないのですが
気持ちはめちゃくちゃ分かります。

敢えて煽るようなことを言えば
思考が停止している人たちです。
自分で考えてどうこうしようといった
工夫や学習ができない人たちです。
そういう人たちが沢山いるということです。

まとめ

でも気持ちは分かる。

確証バイアスに関しては
SNS上でこの業界や美容業界で
よく見られますので覗いてみてください。
特に物販系や真新しい施術系はそれ。





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