2025.04.10
トレーニングがクライミングに及ぼす影響

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回はクライミングトレーニングおよびレジスタンストレーニングがクライミング特異的パフォーマンスに及ぼす影響についての
論文を引用していこうと思います。
論文
このシステマティックレビューとメタアナリシスの目的は、
クライミングおよびクライミングとレジスタンストレーニングが
クライミングのパフォーマンス、および筋力と持久力のテストに及ぼす影響を調べることである。
11の研究が含まれており、5つの研究ではトレーニングを
コントロールグループと比較し、メタアナリシスが可能であった。
このメタ分析から得られた主な知見は、クライミングに特異的な指の持久力は、
前腕のレジスタンストレーニングおよび孤立した指のトレーニングの後に有意に改善され、
孤立した指のレジスタンストレーニングはクライミングトレーニング単独よりも指の筋力を改善した。
指の筋力について報告した研究は、高度に訓練されたクライマーを調査したものである。
4~5週間の指のレジスタンストレーニング介入後の指の筋力については、
小~中程度の効果が観察され、その改善は、含まれたクライマーの
高いパフォーマンスレベルと長いクライミング経験(≧4年)のために意味があると解釈できる。
さらに、介入期間が短いことを考慮すると、指とキャンパスボードのトレーニングは、
クライマーが大会前に指の筋力を強調するために短期間のトレーニングブロックで
実施できる非常に効果的なトレーニング方法であると思われる。
この結果は、このようなトレーニングが、構造化された
特定のトレーニングプログラムにおいて指屈筋を集中的に優先させるのに対し、
クライミングトレーニングは、他の筋肉やスキルも鍛え、制限される、
より多様なアプローチを提供するという事実によって説明できるかもしれない。
最後に、指屈筋の単独レジスタンストレーニング後の指の強度の顕著な改善は、
特異性の原則によって説明できるかもしれない。
まとめ
筋力トレーニングはベースの力を付けるために様々な競技の
パフォーマンス向上に向いていると思います。
適切やれば向上しますが、雑にやれば低下すると思っておいてください。
過去おすすめ記事
・ハイレベル競技者のオンシーズン栄養戦略