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2025.04.08

更年期障害への筋力トレーニングの有効性

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は更年期障害の症状を軽減するための筋力トレーニングの有効性についての
論文を引用していこうと思います。

論文

この系統的レビューの目的は、更年期女性の更年期症候群の症状に対する
筋力運動の効果を明らかにし、これらの症状に最大の効果をもたらす
運動の種類とレジメンに関する最新の科学的証拠を提供することである。

合計817人の患者を対象とした12件の公開済みRCTを含めた。

結果として、筋力エクササイズを唯一の介入とする介入は、
不活発な対照群、プラセボまたは他の介入と比較して、更年期女性の筋力、
身体活動、骨密度、ホルモンおよび代謝の変化において有意な改善をもたらすことが、
中等度の質で証明された。

例えば、これらのタイプの運動と監視なしの家庭での運動とを比較すると、
除脂肪体重の増加、大腿骨骨密度の増加、後弯の減少などの側面の改善については、
筋力運動群に有利な結果が得られた。

結論として、筋力トレーニングは、一般的な筋力パフォーマンス、
身体活動、骨密度、心拍数、血圧、ほてりなどのホルモンや代謝反応に影響する
更年期症状の改善に有益である。
適切な筋力トレーニングの種類については、様々な種類の運動や
様々な付属的な方法によって同じ効果が得られていることを考えると、
証拠はまだ明らかではない。

参考文献:The Efficacy of Strength Exercises for Reducing the Symptoms of Menopause: A Systematic Review

まとめ

とにかく運動しておくほうがいいですね。
めんどくさい、疲れるのは分かりますが
身体の不調が出る方が厄介かと思います。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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