2025.04.02
無症状の肩の異常所見について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は無症状成人の肩の異常所見 – 超音波検査についての論文を引用していこうと思います。
論文
この研究の目的は、無症状の被験者の肩関節超音波検査における
異常所見の有病率を明らかにすることである。
どちらかの肩に無症状の連続した70人の被験者で構成された。
70名の被験者のうち、右肩37名、左肩33名が撮影され、
その内訳は男性40名、女性30名で、男女比は1:3であった。
被験者の平均年齢は45歳で、年齢範囲は30~70歳であった。
筋骨格系超音波検査士が、腱板腱、上腕二頭筋長頭腱、肩峰下-三角筋下滑液包、
肩鎖関節、および後方唇の撮影を含む所定のプロトコールに従って、
無作為に選んだ患者の肩の超音波検査を実施した。
その後、3人の筋骨格放射線科専門医が一致協力してスキャンを
レトロスペクティブ評価し、異常所見を記録した。腱膜症、滑液包隆起、
変形性関節症などの微小所見や不明確な所見は省略した。
結果として、超音波検査では、肩峰下-三角筋下滑液包肥厚が70%(49/70人)、
肩鎖関節炎が60%(42/70人)、棘上筋腱症が40%(28/70人)、
肩甲下筋腱症が27. 1%(19/70)、棘上筋腱滑液面の部分的な厚さの断裂が15.7%(11/70)、
肩甲下筋腱の部分的な厚さの断裂が10%(7/70)、関節唇後部の異常が10%(7/70)であった。
その他の所見の有病率は10%未満であった。
被験者の86%に肩関節の無症候性異常が検出され、
最も多かったのは肩峰下-三角筋下滑液包肥厚、肩鎖関節変形性関節症、棘上筋腱炎であった。
無症状の集団におけ所見は、患者の症状の原因を発見するためには
超音波所見を臨床情報と慎重に照らし合わせる必要があることを提唱している。
Abnormal findings in the shoulder of asymptomatic adults- A sonographic study
まとめ
痛みがなくとも何かあるかもしれません。
なので定期健診などは重要なんですよね。
とはいえ今は痛みが無いけどもう少しで痛みが出るかもしれないとかの
発見にはなるかもしれないです。
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