2025.03.31
16時間ファスティング等の時間制限食に優位性は無い?

KONDOです。
今回の記事は時間制限食についてです。
時間制限食TRE
「16時間ファスティング」って
聞いたことある人は多いのでは?
文字通り睡眠時間を含めた16時間
食事を摂らずに過ごして、
残りの8時間で食事を済ますものです。
この空腹時間を長く設けることで
「オートファジーがーーー」とか
「消化器官がーーー」とか
「デトックスがーーー」とか
「脂肪燃焼がーーー」とか
色々言っている人が一部いらっしゃいます。
要するに摂食する時間を制限し
空腹の時間を長くすることで
様々な恩恵を狙っているということですが・・・
デトックスとかは論外なので割愛で。
実際様々な文献を眺めていても
摂食する時間が制限されていることによって
摂取カロリー自体が減っただけで
それ以上でもそれ以下でもなさそうだぞ
みたいな解釈をしている人が
私を含めてきっと多いと思います。
過去記事でも記しておりますが
実際に時間を制限されることによってというか
8時間という短時間の内に食事を済ます
ということで通常16時間くらい起きてて
3−5食に分割し食事をしている
一般の我々と比較すると摂取カロリーが
減少するだろうと考えるのは自然ですね。
最新の研究
肥満の成人を対象に12週間という期間で
・時間制限+カロリー制限食
・カロリー制限食
・制限無し
の3つのグループに無作為に分け
体重と代謝への影響を調べたランダム化比較試験。
時間制限+カロリー制限食は
食べる時間を8時ー16時の8時間に制限し
且つ個々のカロリー目標も定められた群です。
結果として、カロリー制限に
時間制限を加えても体重減少効果に
優位性があると裏付けるまでには至らず、
腹囲、BMI、体脂肪量、血圧、代謝リスク因子などの
他の指標についても、両群間で有意な差は認められず、
有害事象の発生率にも大きな差はありませんでした。
まとめ
実際現実生活に落とし込むと
本来のカロリー制限の数値よりも
下回る可能性が大いに考えられるので
短期間で見た時は流石に
”エネルギー収支的に”落ちが早そうですが
結局長期間持続可能であるか?
という点であまり好ましくなさそうです。
減量は今後どんなに新しいメソッドが生まれても
エネルギー収支から逸脱することはありません。