2025.03.06
クレアチンとカフェインは本当に相性が悪いのか?

こんにちはTOMOAKIです。
先日クライアントさんから
「カフェインがクレアチンの効果を打ち消す
と聞いたことがあるのですが、
本当にそうなのでしょうか?」
という質問をいただきました。
クレアチンは筋力やパフォーマンスの向上に
効果があることが科学的に証明されているサプリメントです。
クレアチンの詳しい解説についてはこちらの記事をご覧ください。
一方、カフェインもプレワークアウトサプリメントに
含まれることが多く、集中力の向上や疲労軽減に効果を発揮します。
しかし、両者を一緒に摂取すると
クレアチンの効果が低下するという説があります。
今回は、この疑問について
JOURNAL OF THE INTERNATIONAL
SOCIETY OF SPORTS NUTRITIONの
記事を参考にクレアチンとカフェインの
効果の打ち消しの有無について解説していきます。
カフェインはクレアチンの効果を打ち消すのか
研究によると、カフェインとクレアチンを同時に摂取しても
短期間では影響はないとされています。
一方で、高用量のカフェイン(5mg/kg以上)を摂取すると、
クレアチンの疲労回復効果を減少させる可能性があります。
適量のカフェイン(3mg/kg程度)であれば、
クレアチンの効果を妨げることはありません。
しかし、高用量のカフェインは中枢神経に作用し、
クレアチンが持つ筋疲労軽減の効果を相殺する可能性があります。
クレアチンとカフェインの併用は避けるべきか
カフェインはトレーニング前の集中力向上に効果があり、
クレアチンのエネルギー供給作用と組み合わせることで
相乗効果が期待できます。
ただし、胃腸への負担が増す可能性があるため、
体質に応じて摂取タイミングを調整することが推奨されます。
プレワークアウトサプリとの関係
多くのプレワークアウトサプリメントには
カフェインとクレアチンが含まれています。
これは、クレアチンが筋肉のエネルギー供給をサポートし、
カフェインが覚醒作用を持つためです。
ただし、中にはプレワークアウトサプリのカフェイン含有量は
200〜400mgに及ぶことがあり、
これは体重70kgの人にとって3〜5.7mg/kgに相当します。
高用量のカフェインとなる可能性があるため、
プレワークアウトサプリを使用する場合は
カフェイン量を確認することを推奨します。
まとめ
結論カフェインとクレアチンを併用しても
短期間では影響はなく、
適量であれば問題なさそうです!
高用量のカフェイン(5mg/kg以上)はクレアチンの
疲労軽減効果を低減する可能性があるため、
カフェイン摂取量に注意することが大切です。
カフェインの効果を活かしたい場合は、
3mg/kg以下に抑えるとよいでしょう。
特にカフェインに関しては
ごく少量0.9mg〜2.0mg/kgのカフェイン摂取でも
筋力・筋持久力などが向上するという
最小有効量に関するエビデンスもございます。
サプリを選ぶ際はカフェインの量に気をつけましょう!