2025.02.17
慢性疼痛とがん生存者における全死亡率

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、慢性疼痛はがん生存者における全死亡率および
がん特異死亡率の危険因子についての論文を引用していこうと思います。
論文
本研究の目的は、全米健康栄養調査(NHANES)データベースを基に、
がん患者における慢性疼痛と全死因死亡、がん死亡、非がん死亡との関連を明らかにすることである。
1369人が対象に含まれた。
結果として、慢性疼痛が全死因死亡率およびがん死亡率の上昇に関連していることが証明された。
時間依存のROC曲線は、5年以上の追跡期間において、
慢性疼痛が全死因死亡および癌死亡に対して良好な予測値を有することを示した。
この強い関連はサブグループ解析でも感度解析でも認められた。
本研究は、NHANESに基づいてがん生存者における慢性疼痛と
死亡率との関係を明らかにした初めての研究である。
結論として、慢性疼痛は全死因死亡率およびがん死亡率と有意に相関し、
5年間の追跡でがん生存者の強い予測値を示した。
しかしながら、この結果は因果関係を証明するものではなく、疫学的証拠を提供するにすぎない。
このことは、患者、医療従事者、がん研究者にとって、がん生存者における慢性疼痛の
重要性を強調するものである。
まとめ
慢性疼痛があるというのはいいことがないですね。
そもそも痛みがあるというのが普通ではないと思えるといいです。
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