減量がうまく進まない人からの質問

こんにちは、TOMOAKIです。
今回はインスタグラムDMから
いただいた質問をもとに、
チートデイについて深掘りしていきます。

質問者さんは、
毎日2200kcalでPFCバランスを3:2:5で
管理しているものの、
週に1回のチートデイを設けた結果、
体重が1〜2kg増えたり、
1週間戻らないことがあるとのことです。

チートデイが除脂肪に悪影響
与えているのではないかと悩んでいるようですが、
好きなものも食べつつ、
ダイエットも成功させたいという気持ちもあるとのこと。

結論を先に伝えると、チートデイは
「どんな目的で、どれくらいの頻度や内容で行うか」
を考えて設定するのがベストです。

目的を明確にすることで、
無駄に体重が増えるリスクを減らし、
適切に取り入れることができます。

チートデイの一般的な目的

まず、チートデイの目的を確認しましょう。
多くの人が「代謝を維持するため」
「グリコーゲンを補充するため」
「停滞期を打破するため」
「精神的にリフレッシュするため」

などの理由で取り入れています。

しかし、科学的には1日のハイカロリー食で
代謝が劇的に上がるという根拠は乏しく

無理にチートデイを設ける必要はありません。

ただし、長期的なダイエットの継続性を高めるために、
適度な息抜きとして導入するのは有効な手段です。

チートデイと体重増加

次に、チートデイ後の体重増加の原因について。

これは脂肪が増えたというより、
水分の影響が大きいです。

炭水化物を多く摂取すると、
グリコーゲンの充足に伴って
体が水分を保持するため一時的に体重が増えます。

また、外食や加工食品による塩分摂取が増えると、
むくみによって体重が増加しやすくなります。

このような水分の増加は、
数日〜1週間で解消されるのが一般的です。

ただし、チートデイで過剰にカロリーや脂質を摂りすぎると、
実際に体脂肪の合成が進む可能性もあるため注意が必要です。

対策

では、どのようにチートデイを工夫すれば良いのか。
もしチートデイの影響で体重が長期間戻らない場合、
頻度を減らすのが一つの方法です。

例えば、週1回を隔週にすることで
影響を抑えることができます。

また、量をコントロールすることも重要です。
「今日はチートデイだから」と際限なく食べるのではなく、
メンテナンスカロリー付近に抑えると良いでしょう。

さらに、1日をチートデイにするのではなく、
1食だけをチートミールにするという方法もあります。

朝昼は通常の食事にして、
夜だけ好きなものを楽しむなどすれば、
エネルギー収支のバランスを大きく崩さずに済みます。

まとめ

そもそも、チートデイは必ずしも必要なものではありません。
平気な人はそのまま減量を継続するのが最もシンプルです。

しかし、多くの人にとってダイエットの継続は
精神的に負担が大きいため、
適度な息抜きとしてチートデイを
活用するのはありだと思います。

ただし、あくまで「エネルギー収支の赤字を維持すること」
除脂肪の成功の鍵となるため、
食べ過ぎてそれ以外での努力を
無駄にしないよう意識することが大切です。

チートデイを入れるかどうか、
どのくらいの頻度でどんな食事をするのが適切か、
自分の状況に合わせて検討してみてください。

ちなみに自分は職場で強制大食い大会が
頻発するため不可抗力でチートミールが
入ってきます(涙)。

それも踏まえて減量期間を長めに取るなどして
なんとか抗っています。

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TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。