塩分気をつけるのは大会前だけでいいのか?

こんにちはTOMOAKIです。
オンラインコーチングのクライアントさんから
よく聞かれる質問があります。

「塩分を気にするのは大会前だけでいいのか?」

このような質問です。多くの選手の方から聞かれます。
というのも選手の中には日常的に
かなり多くの水分塩分を摂っている方がいます。
食事からも塩分多く、
さらにトレ中のドリンクにも多量に塩を入れる方がいます。

確かに、大会前は水分バランスや
見た目のシャープさを意識するため、
塩分の管理が重要になります。

しかし、それ以外の時期は無制限に摂ってもいいのか
というと、そうではありません。

将来の血圧への健康リスク

塩分の摂取は日常的に管理すべき要素の一つです。
特に、過剰な塩分摂取は血圧上昇のリスクを高めます。

短期間では影響を実感しにくいかもしれませんが、
長期的に見ると血管や心臓に負担がかかり、
将来的な血圧上昇のリスクとなります。

アスリートや減量をしている方にとって、
血流や循環機能の低下はコンディションにも直結するため、
将来的な健康のためにも適正な摂取を心がけるべきです。

浮腫を引き起こし心身ともに悪影響も

また、減量中にむくみやすい方や、
体重の変動が気になる方にとっても
塩分の管理は欠かせません。

塩分を摂りすぎると体内のナトリウム濃度が上がり、
水分を溜め込みやすくなります。

その結果、見た目がむくみ、
体重が増えたように
感じてしまいます。

減量を進めているはずなのに、
体重が思うように落ちないと、
モチベーションが下がったり、
無駄に焦ったり、
必要以上に食事量を減らそうと考える原因
にもなります。

実際には脂肪が減っていても、
塩分と水分のバランス次第で数値が大きく変動するため、
精神的なストレスにつながることも少なくありません。

適切な摂取を推奨

大会前だけでなく、
普段から適正な塩分摂取を心がけることで、
減量の進行をスムーズにし、
体のコンディションを安定
させることができます。

日によって塩分量が大きく変わると、
体重の乱高下が起こりやすくなるため、
できるだけ一定の範囲に収めることが大切です。

特に外食や加工食品には予想以上に
多くの塩分が含まれているため、
普段の食事で塩分を摂りすぎていないかを意識するだけでも、
コンディションの管理がしやすくなります。

具体的な推奨量

厚生労働省のデータによると、
塩分(食塩相当量)の目標摂取量は以下の通りです。

  • 成人男性7.5g/日未満
  • 成人女性6.5g/日未満
  • アスリート:発汗量によって変動するが、
    基本的には一般成人と同じ7~10g程度が適正範囲
  • 高血圧のある人6g/日未満が推奨(日本高血圧学会のガイドライン)

WHOのガイドラインでは、
5g/日未満を強く推奨しており、
高血圧や心血管疾患リスクを下げるためには
さらに減らすことが望ましいとされています。

まとめ

結論として、大会前だけでなく、
日常から塩分を適正にコントロールすることが、
減量の成功や健康維持にとって重要です。

塩分を意識することは、一時的なものではなく、
長期的に見ても必要な習慣として捉えるべきだと思います。

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この記事を書いた人

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TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。