プロのミュージシャンにおける筋骨格系の不調の発生

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回はプロのミュージシャンにおける筋骨格系の
不調の発生についての論文を引用していこうと思います。

論文

本研究は、プロの器楽奏者における筋骨格系の不定愁訴の発生に関する文献を系統的に概観するものである。

5424人の音楽家について記述された21の論文がこのレビューに含まれた。

結果として、収録された論文では、これらの愁訴の定義や使用された結果指標に大きなばらつきがあった。
すべての筋骨格系愁訴の有病率は9~68%、演奏に関連した筋骨格系愁訴の有病率は9~68%であった。
12ヵ月有病率は86~89%、プレー関連の12ヵ月有病率は41~93%であった。
プレーに関連した生涯有病率は62~93%であった。ほとんどの研究において、女性の方が男性よりも有訴率が高い。

結論として、筋骨格系の症状は音楽家、特に女性に多くみられる。
一般人口における筋骨格系の愁訴に関する文献とは対照的に、
年齢や職業によるサブグループにおける有病率に関するエビデンスは乏しい。
音楽家における筋骨格系愁訴の疫学に関する今後の研究は、関連する危険因子に焦点を当て、
科学的な質を最適化するために、現行のガイドラインに従うべきである。

まとめ

ばらつきも多いですが個人的に聞いている範囲では
女性の方が痛みが多いは思います。
動かすと良くなったりする場合もあるので
芸術家の方々は身体を動かさない傾向はありますが
人である以上は動かした方が良くなることもあるかと思います。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。