こんにちはTOMOAKIです。
妊娠中は、母体の健康を維持しながら
胎児の発育を促進するために、
エネルギーや栄養素の追加摂取が必要になってきます。
本記事では妊娠中の栄養摂取の推奨事項について
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」より
紹介していきます。
推奨摂取エネルギー量
エネルギー摂取量は
妊娠初期で+50 kcal/日、
中期で+250 kcal/日、
後期で+450 kcal/日と設定されています。
胎児の成長に伴って
必要なエネルギー量が増えていくイメージですね!
たんぱく質摂取について
また、たんぱく質は胎児の成長に
必要な要素として重要であり、
妊娠中期では+5 g/日、
後期では+20 g/日が推奨されています。
タンパク質も中期以降少しずつ
摂取量を上げていく必要があるようです。
ビタミン、ミネラルについて
ビタミンやミネラルの摂取も非常に重要です。
特に葉酸は妊娠中期および後期に
+240 µg/日を追加摂取することが推奨されており、
胎児の神経管閉鎖障害のリスク低減に寄与します。
鉄分は、胎児の成長や血液量の増加に対応するため、
妊娠初期で+2.5 mg/日、
中期および後期で+8.5 mg/日が必要です。
また、ビタミンAは妊娠後期に+80 µg/日が推奨され、
胎児の発育に役立ちます。
これらに加え、カルシウムやマグネシウムの適切な摂取も、
胎児の骨形成において重要な役割を果たします。
体重増加について
体重管理についても注意が必要で、
妊娠前のBMIに基づいて
適切な体重増加量が推奨されています。
例えば、BMIが18.5~25の「普通体重」の女性の場合、
10~13 kgの体重増加が推奨されます。
この推奨値は母体と胎児の健康を維持するための目安であり、
過度な増加や不足を避けることが求められます。
まとめ
妊娠中は特に栄養バランスの取れた食事を心がけ、
妊娠初期中期後期と徐々に摂取エネルギー量を
上げていく必要があります。
必要に応じて微量栄養素などは
サプリメントを活用することが推奨されます。
産後の栄養摂取についてはこちらより