みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は高齢者の総合的な健康指標に対する
抵抗サーキットトレーニングの効果についての論文を引用していこうと思います。
論文
この研究は、筋力、心肺持久力、機能的自律性、血圧、体組成を含む、
高齢者の包括的な健康指標に対するレジスタンスサーキットトレーニング(RCT)の影響を検討する
最初の系統的レビューと包括的なメタアナリシスを提示する。
さらに、異なる強度のレジスタンス・サーキット・トレーニングが
高齢者の主要な健康指標に及ぼす影響についても評価している。
15件の論文がこの系統的レビューに含まれた。
結果として、15の研究から得られた知見は、高齢者における
レジスタンスサーキットトレーニングのポジティブな効果を示している。
1.レジスタンスサーキットトレーニングは、特に高強度レジメンで除脂肪体重を増加させながら、体重、BMI、脂肪量を効果的に減少させる。2. レジスタンスサーキットトレーニングにより、上肢と下肢の筋力が有意に向上する。
3. レジスタンス・サーキット・トレーニングは、6分間歩行パフォーマンスの改善によって示されるように、心肺持久力を高める。
4. 血圧を効果的に低下させ、中強度から低強度のプログラムが有利である。
5. レジスタンスサーキットトレーニングは高齢者の機能的自律性を改善する。
結論として、レジスタンスサーキットトレーニングは、高齢者において、
特に高強度トレーニングにおいて、脂肪量を減少させ除脂肪体重を増加させるというプラスの効果をもたらす。
上肢および下肢の筋力を含む筋機能は、膝関節および股関節の筋機能とともに改善する。
サーキットトレーニングは、6分間歩行距離の改善にみられるように、心肺持久力を高め、
また、血圧、特に収縮期血圧を中等度から低強度で維持する。
高齢者では、GDLAM指標を用いて機能的自律性が向上することがわかった。
まとめ
サーキットトレーニングといえばカー○スとかが有名ですね。
基本的にどの年齢でも人は動いている部分は動くし、
動かしていない部分は動かないという前提は忘れないようにしてください。
サーキットトレーニングでも動かせていない部分が絶対に出てくるので
そこには別の対処が必要です。
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