こんにちはTOMOAKIです。
ダイエットしていてかなり厄介なのが
強いストレスです。
これまでの指導経験からも
ストレスを強く感じている方は
そうでない方に比べて
整えた食事を保つのが難しい傾向にあります。
結果エネルギー収支が適切に赤字に保てず
除脂肪が想定通りに進まないなんてことも
起こり得ます。
こちらの研究によると、
ストレスが過食につながるメカニズムには
いくつかの要因があります。
今日はそのメカニズムを紹介していきます。
ホルモンの影響
ストレスを感じると、体内で
「コルチゾール」と呼ばれるホルモンが分泌されます。
このホルモンはエネルギーを確保するために、
食欲を増進させ、高カロリーの「快適食」
(砂糖や脂肪を多く含む食べ物)への渇望を引き起こします。
また、コルチゾールの慢性的な増加は、
体脂肪、特に腹部脂肪の蓄積を促進します。
自制心の低下
ストレスは脳の自己制御や感情調節機能を阻害し、
結果として不健康な食習慣を助長します。
たとえば、ストレスを感じると、
感情的に過食する傾向が強まります。
快感システムの影響
ストレスは、ドーパミンの放出を刺激し、
快感を得るための食事
(特に甘いものや脂肪分の多い食べ物)への欲求を高めます。
このような食べ物には中毒性があり、
ストレス時に食べることで一時的に心が落ち着くため、
さらに依存するようになります。
睡眠不足
ストレスは睡眠を妨げ、睡眠不足はさらに
食欲を刺激するホルモン(グレリン)の分泌を増加させ、
満腹感をもたらすホルモン(レプチン)の分泌を減少させるため、
過食につながる可能性があります。
腸内環境の変化
ストレスは腸内細菌叢に影響を与え、
消化機能や食欲に悪影響を及ぼす可能性があります。
これが食行動に影響を与え、
過食を引き起こす可能性があります。
まとめ
このメカニズムを考慮すると、過食を防ぐためには、
ストレス管理が重要であることが分かります。
もちろんストレスがあってもしっかり
エネルギー収支の赤字を保ち
食事管理を継続できれば
ダイエットで成果を出すことは可能です。
ストレスの根本を解決できるよう働きかけられると
理想的ですが、ストレスがあっても
除脂肪していくためには
食事や睡眠はできるだけ整えてあげる努力が
重要だと思います。