肥満に対する初期のたんぱく質量の検討

こんにちはTOMOAKIです。
よく必要なたんぱく質量を求めるときに
体重×〇〇g/日という数値が出てきます。

しかし肥満の方の場合は
一般の方の推奨値で体重の2倍など設定すると
かなり過剰なたんぱく質量になりかねません。

100kgの人は体重の2倍なら
200gもたんぱく質摂らなきゃ??
みたいな感じです。

一方でたんぱく質摂取量が低すぎると
筋量の維持も難しく
なります。

そこで今回は肥満や過体重の成人が
減量を行う際に、筋肉量を維持するための
初期のタンパク質摂取量を
どのように設定すべきかが詳しく検討されてる
こちらの論文より最適なたんぱく質摂取量を検討します。

1.3g/kg/日以上のたんぱく質摂取

減量は代謝や健康に多くのメリットをもたらしますが、
同時に筋肉量の減少というリスクも伴います。
そのため、適切なタンパク質摂取が重要です。

研究の結果、1.3 g/kg/日以上のタンパク質摂取は、
筋肉量減少のリスクを大幅に軽減できるとされています。

一方で、1.0 g/kg/日未満では筋肉量が
減少する可能性が高い
ことが示されました。

さらに、タンパク質摂取が筋力や
身体機能の維持・向上に与える効果は明確ではなく、
筋肉量維持には効果的であるものの、
筋力や身体機能の改善には
運動療法など他のアプローチが必要
であることがわかります。

たんぱく質だけでなく栄養バランスが重要

この論文が示す重要な点は、
タンパク質摂取量を個人の体重や
目標に応じて調整することの必要性です。

特に減量中の栄養バランスを保つことが重要であり、
タンパク質の過剰摂取が他の栄養素(炭水化物や脂質)の
不足を招かないよう注意
する必要があります。

まとめ

減量中の筋肉量維持を目的とする場合、
タンパク質摂取は1.3 g/kg/日以上を目標に設定し、
筋肉量のモニタリングを行うことが実践的な指針となります。

タンパク質摂取量が1.0g/kg/日を下回らないよう
意識しましょう。

同時に、筋力維持には適切な筋トレを併用する必要があります。

この記事を書いた人

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TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。