みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は腰痛のある人とない人の不安定な座位中の体幹姿勢制御についての
論文を引用していこうと思います。
論文
メタ分析による系統的レビューを実施し、体幹姿勢制御が腰痛(LBP)の有無で異なるかどうか、
またグループ間の差が視覚や潜在的な交絡因子の影響を受けるかどうかを調査した。
40件の研究 (1,821 名) が含まれ、IPD分析には24件の研究 (1,050 名) が含まれた。
主に次の3つの結果が明らかになった。
①腰痛のある人の方が腰痛のない人よりも体幹姿勢制御が悪かった。
②視力を失った場合、腰痛のある人の方が腰痛のない人よりも体幹姿勢制御が悪化した。
③高齢およびBMIが高いと、腰痛のない人よりも腰痛のある人の方が体幹姿勢制御に悪影響が大きくなった。
IPDメタ回帰では、考慮できる限られた腰痛の臨床的特徴と体幹姿勢制御との間に関連性は示されなかった。
結論として、腰痛患者は体幹の姿勢制御が劣っているようで、
これは座位動作の増加と体幹の硬直の証拠によって示されている。
これらの結果は、矯正反応の遅れや精度の低下によって説明できると考えられる。
まとめ
姿勢制御への悪影響が大きいと逃したい負荷も
逃がせずにどんどん悪い方へ進みやすいです。
腰痛などの痛みはないにこしたことはないですが
痛みをまだ感じていられるならば対処も取れるかなと思います。
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