ダイエットをサポートするサプリメント?

こんにちはTOMOAKIです。
オンラインコーチングで減量を開始した
クライアントさんからよくいただく質問は、
「減量中に飲むべきサプリメントはありますか?」
という質問です。

最新の研究に基づいて、いくつかの主要な
サプリメントの効果とエビデンスについてまとめます。

1. サプリメントの分類と作用機序

サプリメントは以下のような作用に基づいて分類されます。

  1. 栄養吸収の抑制:脂質や炭水化物の吸収を減らす。
  2. 食欲調節:空腹感を減らし、摂取カロリーを抑える。
  3. エネルギー消費の増加:代謝を活性化し、カロリー消費を促進する。
  4. 脂質代謝の改善:脂肪の分解や蓄積を制御する。

2. 主なサプリメントとその効果

グリーンティー(緑茶)

  • 作用機序:カテキンやカフェインによる脂肪分解促進、腸内微生物叢の改善。
  • エビデンス:中程度の品質。研究によると、特にアジア人での体重減少効果が顕著。
  • 副作用:ほとんど報告なし。

ホワイトキドニービーン

  • 作用機序:炭水化物分解酵素(α-アミラーゼ)を阻害。
  • エビデンス:中程度の品質。一部の研究で、摂取により1~3kgの体重減少が確認。
  • 副作用:ごく一部でアレルギーの可能性。

カフェイン

  • 作用機序:中枢神経系の刺激によるエネルギー消費増加と脂肪酸の酸化。
  • エビデンス:中程度の品質。体重減少に寄与する可能性あり。
  • 副作用:一部で不眠や動悸が報告。

カプサイシン

  • 作用機序:脂肪酸の酸化促進、エネルギー消費の増加。
  • エビデンス:低品質。ただし、短期間の使用で摂取カロリーの減少効果が確認。
  • 副作用:胃腸不快感が報告される場合あり。

過剰な期待への注意

元の論文では、21種類の
ダイエットサプリメントについて調査されましたが、
「高品質のエビデンスを持つ」とされたものは
一つもありませんでした。

  • 中程度のエビデンス
    いくつかの研究で支持されているものの、
    結果が一貫していないもの。
    • : 緑茶、ホワイトキドニービーン、カフェイン。
  • 低品質のエビデンス:限られた数の研究、
    または一貫性のない結果。
    • : カプサイシン、ガルシニアカンボジア、スピルリナなど。

まとめ

論文は、これらのサプリメントが体重減少に
多少の効果を持つ可能性を認めていますが
単体ではほとんど効果がなかったり、
他の減量戦略(食事制限や運動)と組み合わせることで、
わずかに効果が増す可能性がある
、、、
という程度の結論となっています。

減量中に体重減少のために飲むべきサプリで
エビデンスレベルが高いものはないです。
エネルギー制限を保ち、三大栄養素を適切なバランスで
摂取して運動する!というのが大切です。

サプリに対して過大評価を持たず、
整った食生活と運動習慣を身につけましょう!

Kondoさんの過去記事でも
飲むだけで痩せるなんてありえませんよ!
というメッセージがございますので
合わせてお読みください。

この記事を書いた人

アバター画像

TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。