分割トレーニング vs 全身トレーニング(筋肥大&筋力向上)

こんにちはTOMOAKIです。
パーソナルやオンラインコーチングの
クライアントさんからよく
「分割トレーニング(Split)」と
「全身トレーニング(Full-Body)」で
どちらを選んだら良いか
質問を受けることがあります。

それぞれの方法が筋肥大や筋力向上に
どのような影響を与えるか

多くの議論がありますが、
どちらが最適なのでしょうか?

最新の系統的レビューとメタアナリシスでは、
14の研究から得られたデータを基に、
分割トレーニングと全身トレーニングの効果を比較しています。

本記事では、その研究結果をもとに、
具体的なポイントを解説します。


結論:どちらを選んでもOK

研究によると、トレーニングボリューム
(総セット数や重量)が同じであれば、
筋肥大や筋力向上の効果はどちらもほぼ同じ

であることが分かりました。

具体的な結果

  • 筋力向上(ベンチプレスと脚の筋力テスト)
    分割と全身トレーニングの間に有意な差はなし。
  • 筋肥大(筋肉の断面積や除脂肪体重)
    肘の屈筋群(上腕二頭筋)や
    大腿直筋の肥大でも違いは見られず、
    全身トレーニングでも分割トレーニングでも同等の結果。

分割トレーニングの特徴

分割トレーニングでは、
1回のセッションで特定の筋肉群だけを集中的に鍛えます。

メリット

  • 筋肉1部位あたりのボリュームを多く確保できる
  • 各セッションの間に十分な休息を取れるため、
    疲労を回避できる。

デメリット

  • 全体の筋肉を鍛えるのに時間がかかる
  • 初心者には複雑に感じることがある。

全身トレーニングの特徴

全身トレーニングでは、
1回のセッションで全ての主要筋肉群を鍛えます。

メリット

  • 短い期間で全身をまんべんなく鍛えられる。
  • 忙しいスケジュールの中でも柔軟に組み込める。

デメリット

  • セッションごとの疲労が溜まりやすい
  • ボリュームを増やすと1セッションが長くなる。

どちらを選ぶべきか?

選択肢として、以下の基準を考えてみてください。

  1. 時間とスケジュール
    忙しい人は全身トレーニング、
    週に複数日確保できる人は
    分割トレーニングが合うかもしれません。
  2. トレーニングの経験
    初心者にはシンプルな全身トレーニングが
    取り組みやすい一方、経験者は
    分割の方が目的に合わせたプランを立てやすいです。
  3. 目的とモチベーション
    ボディビルダーのように特定の筋肉を
    細かく鍛えたい場合は分割が適していますが、
    全体的な健康と筋力を目指すなら
    全身トレーニングも十分効果的です。

最後に

この研究は科学的なデータを基にしており、
どちらを選んでも効果があることを示しています。

ただし、「自分にとって続けやすい方法」を
選ぶことが最も重要です。
継続こそが筋肥大と筋力向上への重要な要素だからです。

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この記事を書いた人

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TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。