運動中の好ましい音楽と好ましくない音楽

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は運動中の神経筋疲労に対する音楽事前聴取:好ましい音楽と好ましくない音楽についての
論文を引用していこうと思います。

論文

本研究の目的は、好みの音楽を聴くプレタスク(活動前)が
疲労閾値における身体作業能力(PWC FT )に影響を与えるかどうかを明らかにすることである。
好みの音楽を聴くプレタスクは、非好みの音楽を聴くコントロール条件と比較して
推定PWCFTを増加させるという仮説を立てた。

9人の健康な大学生男性(平均 ± SEM:年齢 23.4 ± 0.4 歳、体重 71.6 ± 2.5 kg、身長 1.81 ± 0.02 m)が
本研究に志願した。各被験者は 7 日の間隔を空けて2回研究室を訪れた。
ランダム化方式で、被験者は 1 回の訪問では運動テストの30分前に好みの音楽を聴き、
もう1回の訪問では運動テストの 30 分前に非好みの音楽を聴いた。

結果は、運動活動の30分前に非好みの音楽を聴く場合と好みの音楽を聴く場合の間で、
最大出力、PWC FT、また運動終了時の心拍数の平均に有意な差がないことを示しました。

これらの結果は、運動前に音楽を聴くことは運動中の神経筋疲労に影響を与えないことを示唆しています。

まとめ

パフォーマンスに影響するというのは見かけますが
疲労については関係がないようですね。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。