たくさん汗をかくと絞れるのか?#コーチングQ&A

こんにちはTOMOAKIです。
オンラインコーチングのクライアントさんから
「サウナスーツやサウナ、そしてトレーニング中に
汗をたくさんかくことで除脂肪が進むのか」

という質問をいただくことがよくあります。

この質問に対する答えを、
いくつかの論文を基に解説していきます。

汗をかくことによる一時的な体重減少

まず大前提として、汗をかくことで
確かに体重は一時的に減少します。

しかし、その多くは水分の喪失によるものです。

例えば、Bikramホットヨガの研究では、
90分間のセッション後に
約1.9%の体重減少が確認されましたが、
これは水分の喪失にすぎず、
再度水分補給することで体重は
元に戻ることが報告されています。

これは、サウナスーツやサウナでの発汗も同様であり、
汗をかいて体重が減ることは水分減少によるもので、
脂肪が燃焼されているわけではありません。

発汗と除脂肪の関係

発汗自体は、身体の体温調節の一環として行われ、
体温が上昇すると汗をかきます。

この過程では、心拍数や代謝率が若干上昇し
エネルギーが消費されますが、
その量は非常にわずかであり、
脂肪の燃焼には大きな影響を与えません。

つまり、発汗量が多いことと除脂肪の進行には
直接的な関係はないということです。

肥満と発汗

肥満の人々は一般的に発汗が多いことが報告されています。
これは、脂肪組織が熱の放散を妨げるため、
体温調節を補うために発汗が増えるからです。

しかし、これも脂肪燃焼とは直接の関連はありません。

むしろ、肥満者は水分や電解質のバランスを崩しやすく、
発汗が過剰になることが多いことが研究でも確認されています。

適切な除脂肪のためには

脂肪を減らすためには、エネルギー収支のコントロール、
つまり摂取カロリーより消費カロリーを増やすことが必要です。

発汗を増やすためのサウナスーツやサウナは
体重を一時的に減少させる効果がありますが、
長期的な除脂肪には寄与しません。

効果的な減量を達成するためには、
バランスの取れた食事と適切な運動が最も重要です。

まとめ

汗をかくこと自体は、
短期間の体重減少を引き起こしますが、
それは水分の損失によるものであり、
脂肪の燃焼には直接関係しません。

正直、水が抜けてパリッとした感じにはなりますので
一時的に絞れた感じはします。
一時的にですので効果は持続しませんし
絞れているわけではありません。

サウナスーツやサウナでの発汗を除脂肪の手段とするよりも、
適切な食事管理と運動に集中することが重要です。

オンラインコーチング申し込み

オンラインコーチングは毎月数名限定で募集しております。
今年こそダイエットで成果を出した方、
大会に向けてのコーチングを希望される方は
こちらよりお問合せ下さい。

この記事を書いた人

アバター画像

TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。